医院開業コラム
クリニックのためのWeb集患教室 第9回
2024.02.05
ホームページ制作の際に耳にする「SEO対策」や「MEO対策」という専門用語。今回は、これらの基本的な解説と、なぜクリニックのホームページ運営に必要なのかをお伝えします。
SEOとは「Search Engine Optimization」の3つの頭文字を取った略語で、直訳すると「検索エンジン最適化」という意味です。Googleなどのサイトで検索をした際、自院のホームページやコンテンツが上位に表示されるように最適な対策を施すことを指します。
上位表示されると、必然的にユーザーから見られる可能性が高まります。それに伴いクリック率(CTR)も上がり、結果的に集患・増患につながると考えられているのです。特に、競合の多いエリアでは、上位表示されることは非常に大きな意味を持ちます。
SEO対策では“ユーザーが、どのような検索ワードでクリニックを探すか”を考え「内部SEO」「外部SEO」「コンテンツSEO」「ローカルSEO」をそれぞれ緻密に行います。次に、それぞれ詳しく見ていきましょう。
■内部SEO
内部SEOは、ホームページの内部構造に関して実施するSEOです。施策としては、タイトル(title)や見出し(h)など内容の中心となるタグの最適化、メタディスクリプション(記事の概要を紹介する100〜120文字程度の文章)や画像・動画などの構成が挙げられます。これらの施策は、Googleなどの検索エンジンに適切な評価を受けるためです。検索エンジンは、クローラーというロボットがWebサイト上を巡回し、基準に則ってサイトを読み取り評価をします。どれほど素晴らしいホームページでも、内部SEOが適切でない場合は、いつまで経っても上位表示されない状況になります。
■外部SEO
外部SEOは、質の高い外部サイトからの「被リンク」を獲得するための施策です。被リンクとは、外部サイトやページに自院サイトのリンクを貼ってもらうことを指します。Googleが重要視しているSEO指標のひとつであるため、質の高い被リンクを獲得することで高く評価され、安定して検索の上位表示を担保できるようになります。質の高いコンテンツを作成するだけでなく、自社サイトを被リンクしたくなるような仕組みづくりも併せて行うことが重要です。
■コンテンツSEO
コンテンツSEOは、SEO対策に取り組むにあたって必須といえるほど重要な施策です。ユーザーが検索すると想定されるキーワードを起点に、有益な情報となるコンテンツを作成し、SEO評価を高めます。
コンテンツ作成のポイントは、
・ユーザーの検索意図を満たす
・最新の情報や専門的な情報
・読みやすく分かりやすい内容
といった点です。
つまり「ユーザーが知りたい知識や興味のある内容に対し、専門的かつ最新情報を正確に分かりやすく伝えるコンテンツを作成する」ということです。加えて、特定キーワードで検索上位を狙います。
■ローカルSEO
(さらに…)
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