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医院開業コラム

開業のタネ

クリニック経営者のための医療ICT活用メソッド

クリニック経営者のための医療ICT活用メソッド 第58回

医師の負担を軽減させる「電子カルテで楽をする方法」

  • 医院開業のポイント

2023.03.14

電子カルテの操作を負担に感じることはありませんか。電子カルテを導入した医師から「電子カルテの入力が負担」「患者さんから、パソコンの画面ばかり見ていると指摘された」「書類の作成に時間がかかる」といった声をお聞きします。

これらは「パソコンが苦手だから」と、一括りにできる問題ではありません。その要因は、電子カルテに関する根本の部分にあるように感じます。このような想いを抱えたまま電子カルテを操作し続けていると、徐々に疲労やストレスが蓄積していきます。

そこで今回は、電子カルテの入力負担から解放され、快適な電子カルテライフを送っていただくために「電子カルテで楽をする方法」について考えていきたいと思います。

 

紙カルテと比べて業務が高度化

電子カルテの本来の目的は、診療記録とレセプトの一致にあります。紙カルテで医療事務が行っていた「カルテの内容を診療報酬に変換する」という作業の省略を目指しています。電子カルテは経過欄(記事)とオーダー欄(コスト)に分かれており、オーダー欄に正しく入力しなければ、レセプトに正しく反映されません。紙カルテの頃と比べて入力を負担に感じる原因は、ここにあります。

紙カルテの頃は医療事務が担っていた業務を、電子カルテでは医師が行います。医師はカルテを書きながら頭の中で診療報酬点数に変換し、記録を行うという高度な作業を行わなければなりません。診察をしながら電子カルテを入力するという業務は、2つの作業を同時に行っているため非常に頭を使います。例えば、講演と執筆を同時に、または議事録と発言を同時に行っているようなものです。

紙カルテは「ながら作業」に向いていることと、後で医療事務が補っていることで、この2つの作業を同時にこなすことができたのです。

 

開業経過につれ入力時間の確保が困難に

もうひとつ、電子カルテを負担に感じる原因に「時間の確保」が挙げられます。開業した当初は患者さんがそれほど多くなく、電子カルテを入力する時間が十分に取れたため、あまり電子カルテの操作を負担には感じなかったかと思います。しかし、開業経過と共に患者さんが増えるにつれて十分に時間が取れなくなると、電子カルテの操作を負担に感じるようになるのです。

患者さんが少ないうちは、次の患者さんまでの隙間時間が長いため、この間にカルテ作成を行い、後で補うことが可能でした。しかし、患者数が増えれば当然、隙間時間はほとんどなくなり、診察時間内にカルテ作成を終える必要が出てきます。このことも、電子カルテの入力を負担に感じる原因なのです。

 

 「電子カルテで楽をする方法」とは

さて、ここからは電子カルテに備わっている機能を最大限活用した、私が考える「電子カルテで楽をする方法」を解説していきたいと思います。

(さらに…)

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執筆者紹介

大西 大輔

大西 大輔
(おおにし だいすけ)

MICTコンサルティング株式会社
代表取締役

一橋大学大学院MBAコース修了後、医療コンサルティングファーム「日本経営」入社。2002年に医療ITの展示場「MEDiPlaza」を設立し、3拠点の統括マネージャーに就任する。2013年「電子カルテ・クラーク養成講座」を開講。2016年に独立し「MICTコンサルティング」を設立する。現在は広島県にある穴吹医療福祉専門学校の非常勤講師を務め、過去3,000件を超える医療機関へのシステム導入の実績から、医師会、保険医協会などの医療系の公的団体を中心に講演活動および執筆活動も行う。また、診療所・病院のコンサルティングにおいて、看護師、リハビリスタッフ、事務員に対して、診療報酬点数、診療録の記載などの指導にも取り組んでいる。

MICTコンサルティング株式会社のWebサイトはこちら

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