ドクター開業相談専用ダイヤル

受付時間(平日)10:00〜17:00

03-3240-0253

医院開業コラム

開業のタネ

もやっと先生のための科目別開業ポイント

もやっと先生のための科目別開業ポイント 第12回

消化器内科の開業を成功させるポイントを紹介!開業資金の目安や年収も紹介

  • 医院開業のポイント

2024.07.25

今回は、消化器内科クリニックの開業のポイントについて解説いたします。競争が厳しい診療科目ですので、他の医療機関との差別化が重要になります。クリニックのコンセプトによって内装設計や立地選択、選定する医療機器などが変わり、経営戦略が異なってきます。開業のポイントに加え、開業資金の目安や成功事例を記載していますので、消化器内科の開業準備をする際の参考にしてください。

消化器内科の開業資金の目安

消化器内科クリニックの開業資金は、内視鏡検査の実施有無で大きく異なります。消化器内科を標榜する場合、内視鏡検査を実施するクリニックが多くなっています。内視鏡検査を実施する場合、検査室と回復室を設ける関係で50坪程度の面積が要りますので、一般の内科と比べると広い面積が必要です。トイレの数を3つ以上設けることが多く、他の診療科目に比べて広いスペースが必要です。面積が広くなる分、内装費用が高くなりますし、内視鏡ビデオシステムや内視鏡洗浄といった内視鏡検査に関する医療機器の費用が発生します。上部下部内視鏡検査を実施する場合、運転資金と設備資金合わせて1億円以上必要になるケースも少なくありません。内視鏡検査の実施有無によって必要な開業資金が異なってきますので、まずはクリニックのコンセプトをしっかりと立て、資金計画を立てるようにしましょう。

【消化器内科の設備費用】
消化器内科の開業にかかる設備費用

 

開業資金の例

消化器内科で開業する場合、一般内科で開業するよりも開業資金が多くかかる傾向があります。面積は、一般内科が35~45坪程度、消化器内科が40~50坪程度必要です。内視鏡検査を実施する場合ですと、一般内科で開業する際に導入する医療機器に加え、内視鏡ビデオシステムやファイバースコープ、内視鏡洗浄消毒器などの専門の医療機器を導入する必要があります。
タイミングやメーカーによって金額差がありますので、あくまでも参考になりますが、上部下部内視鏡検査を実施するクリニックの例を挙げさせていただきます。
待合室1室、診察室2室、処置室1室、内視鏡検査室1室、回復室1室、トイレ3室の約50坪のクリニックです。 (さらに…)

これより先は、会員の方のみ
ご覧いただけます(登録無料)

この記事をシェアする

執筆者紹介

平川 宗史

平川 宗史
(ひらかわ そうし)

株式会社アイセイ薬局 クリニカル・ソリューション部
首都圏エリア 医療モール開発・開業サポート担当

内装計画を含む物件関連全般、および会計や経営の知識が特に豊富なコンサルタント。コンビニエンスストアに19年間勤めた経験があり、9年間はスーパーバイザーとして各店舗の経営管理を、10年間は店舗開発部門で物件選定から店内デザインまで幅広く担当していた。物件提案から開業後の経営に関する相談まで、一貫してドクターに伴走できることが強み。

関連記事

開業物件情報

開業に関するお問い合わせ

ご相談だけではなく、医院構想の計画フェーズも親身にサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。

開業に関するお問い合わせ

無料の開業物件検索・お問い合わせ

長年のノウハウで「集患のできる物件」をご紹介。気になる物件がありましたら、個別にお問い合わせください。

無料の開業物件検索・お問い合わせ