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クリニック経営者のための医療ICT活用メソッド

クリニック経営者のための医療ICT活用メソッド 第51回

コロナ禍で重視すべき「リピート戦略」

  • 集患・マーケティング

2022.08.09

コロナ禍で感染を恐れる患者さんが増加し、クリニックへの足を遠のかせています。一方で、コロナ禍でも変わらずに患者さんが多く来院するクリニックも存在するのです。そこで今回は、コロナ禍の「リピート戦略」について解説します。

 

新型コロナウイルスの感染状況がクリニックの患者数にリンク

長引く新型コロナウイルスの感染拡大は、患者さんの受療行動に大きな変化をもたらしています。患者さんは自分に感染の疑いがあれば当然クリニックに受診するでしょう。しかし、その一方で、コロナ以外の一般の患者さんは受診頻度を減らしているのが現状です。

これまで気軽に受診していた患者さんはクリニックを“感染リスクの高い場所”と捉え、足を遠のかせています。その結果、感染状況によって患者さんの増減が発生するという状況が生まれているのです。クリニック経営において、患者さんの獲得は「パイ取り競争」で表現されます。地域にいる一定の患者数を近隣にある複数のクリニックで取り合う姿から、そう呼ばれるようになりました。

当然ながら、地域における獲得シェアが多ければ患者数は増え、シェアが少なければ患者数は減少に転じます。先ほど申し上げたように、コロナ禍によりコロナ以外の一般の患者数が減少し「パイ取り競争」が一層過激になっていくのです。

 

コロナ禍では“患者さんのリピート率”が重要

では、患者さんの流れはどのように作られるのでしょうか。患者さんの流れる仕組みを“水のタンク”のようにイメージしてみてください。

(さらに…)

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執筆者紹介

大西 大輔

大西 大輔
(おおにし だいすけ)

MICTコンサルティング株式会社
代表取締役

一橋大学大学院MBAコース修了後、医療コンサルティングファーム「日本経営」入社。2002年に医療ITの展示場「MEDiPlaza」を設立し、3拠点の統括マネージャーに就任する。2013年「電子カルテ・クラーク養成講座」を開講。2016年に独立し「MICTコンサルティング」を設立する。現在は広島県にある穴吹医療福祉専門学校の非常勤講師を務め、過去3,000件を超える医療機関へのシステム導入の実績から、医師会、保険医協会などの医療系の公的団体を中心に講演活動および執筆活動も行う。また、診療所・病院のコンサルティングにおいて、看護師、リハビリスタッフ、事務員に対して、診療報酬点数、診療録の記載などの指導にも取り組んでいる。

MICTコンサルティング株式会社のWebサイトはこちら

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