医院開業コラム
わが子を医師にするための9つのルール 第7回
2016.01.20
こんにちは、藤崎です。
「2020年に大学入試センター試験を廃止し、『大学入学希望者学力評価テスト』(仮称)を開始する」と文部科学省が掲げ、現在中学1年生のお子様から、新試験制度で戦うこととなることは、新聞などでご存知のことと思います。何がどう変わるのか。そして、それに対して、いつから、どう準備すればよいのか。最重要ポイントのみお伝えしてまいります。必ず後編までご覧ください。
まず、この改革における事の発端には「1点刻みの一発勝負である現在のセンター試験では不公平だ!」という声が背景にあります。過酷な試験勉強を勝ち抜き、現在に至っている皆様からすれば「それが受験じゃないのですか?」など、この変革自体に対する賛否両論は尽きません。しかしながら政治で決まったことは、覆ることはありません。変わるとすれば「ゆとり教育」のように、10年以上実施してみて見直しとなる形です。その頃にはわが子の受験は終了しているのですから、賛否を問うている場合ではありません。その変化が何を生み、何を準備しなくてはいけないのか、はっきりさせる必要があります。
<押さえておきたい5大改革>
①センター試験を廃止して、「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)を年複数回実施する。
②テストの成績は段階別に示す。各大学の個別試験は、小論文や面接、高校の調査書などにより総合的に選抜する。
③教科の枠を超えた「合教科・科目型」「総合型」の問題も出題する。
④英語は「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合評価できる問題や、民間試験を導入。
⑤基礎的な学習の達成度を総合確認する「高等学校基礎学力テスト」(仮称)も導入して、年複数回行う。
これらの変革により、具体的にどのような状況が想定されるのか見ていきましょう。
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