医院開業コラム
わが子を医師にするための9つのルール 第3回
2015.11.10
こんにちは、藤崎です。
突然ですが「医学部受験の特殊性」とは何でしょう?
それはズバリ!「私立医学部の学費」に尽きます。
まず、普通の学部の受験を考えてみましょう。いつの時代も親は学費の安い国公立大学に行ってほしいと願っています。しかし残念な結果になり、滑り止めの早稲田大学の理工学部に入ったとしましょう。その上、入学後に、もう2年大学院に進みたいと言い出しました!そうなると、6年間の学費は約800万円を超えます。結果、親にとっては割高なコースとなってしまいました。本当に大変だとは思いますが、はっきり申し上げてこの程度であれば「何とかなる金額」なのです。
しかしながら、国公立医学部を目指していて残念な結果になり、「私立の医学部に!」といった場合はどうでしょうか?気合や節約では「何ともならない金額」なのです。「わが子を医師に!」と願う第一歩は、お金の問題から!これが絶対ルール!ここを避けては通れません。
ご存知の通り、医学部であっても国公立大学の6年間の学費はすべて約360万円です。月間にすると月々5万円です。「うちの子の幼稚園より安いわ!」というお母様もいらっしゃるでしょう。国公立の医学部に行くのが望ましいとおっしゃるのは当然です!問題は「国公立が望ましいのか!」「国公立でなければだめなのか!」ということなのです。
首都圏の私立大学医学部の学費のランキングを見てみましょう。
最安値はどこでしょう?答えは、2008年に学費を880万円大幅にダウンして、トップに躍り出た順天堂大です。それでも6年間の学費だけで2080万円という金額には、あらためて驚かされますね。
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