医院開業コラム
Caloo式 WSO(WEB集患最適化) 第2回
2020.07.28
クリニックにおいて、ホームページからの集患を意識した際に「検索からの流入を何とか増やせないか?」と考えていらっしゃる先生方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、“検索から流入をアップさせる施策(SEO対策)”について解説します。
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自院のホームページを上位に表示させるための施策を指します。
当然ですが、検索エンジンの検索結果ページでは、順位が下になればなるほどユーザーのクリック率は低下します。そのため、競合の多いエリアの医療機関は特にこのSEO対策が重要なのです。
日本での検索エンジンのシェアは、Googleが約70%、Yahoo!が約20%、その他が約10%となっていますが、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しています。つまり、約90%の人がGoogleの検索エンジンを使用していることになるのです。
従って、「SEO対策=Googleの検索エンジン対策」となります。
SEO対策は、よく言われる「内部施策」や「外部施策」といった手法を考える前に、まずは検索エンジンについて正しく理解することが大切です。
検索エンジンに関して、Googleの共同創業者のラリー・ペイジ氏は
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
と発言しており、Googleは現在の検索によるミスマッチを解消しようとしています。そのために、実際に検索エンジンが行っていることは
の3つです。
検索エンジンは、WEB上を巡回しているロボットがサイトを見つけ(①クロール)、情報をデータベースに登録(②インデックス)し、アルゴリズムによって検索順位を決定(③ランキング)しています。
つまり、SEOでは「ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成し、検索エンジンに認識しやすい文章で記述すること」が一番大事です。
検索エンジンは「E-A-T」という要素に基づき、コンテンツの価値を評価します。E-A-Tとは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとったもので、これらが検索順位の評価ポイントとなります。次に、それぞれの内容を具体的に見ていきましょう。 (さらに…)
この記事をシェアする