医院開業コラム
わが子を医師にするための9つのルール 第11回
2016.04.11
こんにちは、藤崎です。
前回までの「時間」「夫婦間」「地域性」の3つのリセットが終了しましたので、いよいよ決断と実践のステージに入ってまいります。
登山で言えばルートの選定です。例えば富士登山ひとつとっても、吉田、富士宮、須走、御殿場と4つのルートがあり、それぞれ難易度が違います。ご来光を拝むために、それぞれのルートから、みな必死に山頂を目指すわけです。医学部受験の全国区の戦いとそっくりですね!
では、わが子にはどの様なルートがあるのでしょうか?こちらをご覧ください。
皆様のお子様は、今どの段階にいらっしゃるでしょうか?また、皆様自身は、どのルートを辿って今に至っているのでしょうか?青い矢印は受験なし、ピンクの矢印は受験ありです。
かつては、地元の幼稚園から地元の公立小学校、学区の公立中学校へと進み、高校受験。そして県立高校か私立高校に進み、大学を受験するのがスタンダードでした。
しかしながら昨今は、中学受験を経て、6年間を「私立中高一貫校」で学び(オレンジ色)、大学受験を目指すグループが結果を出しているということは、これまでお話してきた通りです。
また都心では、小学校、幼稚園受験といった、いわゆる「お受験」という選択肢もあります。さらに、公立の威信を賭けた「公立中高一貫校」も選択できる時代になりました。
大学受験においても、推薦入試、AO入試、地域優先枠と多岐にわたり、まさに、受験は受ける時代から、選ぶ時代に突入したといえるのです。
この「受験を選ぶ=ルート選択」こそが、医学部合格の確率を大きく左右する決断であり、そのすべてが、あなた方ご両親に委ねられているのです。試験を受けるのは子どもです。しかし、ルートを選ぶのは親なのです。
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