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クリニック経営者のための医療ICT活用メソッド 大西大輔

診療所でセルフレジ・自動精算機を導入するポイント

「働き方改革」における業務効率化・自動化の流れや、コロナ禍の非接触の流れから、診療所でもセルフレジ・自動精算機を検討されることが増えています。そこで、今回はセルフレジ・自動精算機を導入する際のポイントを解説します。

医療界のニーズは業務効率化から感染防止対策へ

現在、スーパーやコンビニエンスストア、ホテル、飲食店など、さまざまな業種でセルフレジ・自動精算機の導入が進んでいます。この流れは医療界にも来ており、大規模病院では当然のように自動精算機が導入され、中小規模の病院や診療所にも及ぼうとしています。診療所でも導入の検討が始まっている理由には、機械の小型化が進んで価格が下がり、導入できる環境がそろったことが大きいでしょう。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した4月から、セルフレジ・自動精算機の選定の要望が多く寄せられるようになりました。昨年(2019年)は、働き方改革における業務効率化の一環として、セルフレジや自動精算機を検討する方が多かったのですが、2020年4月以降は、感染防止対策として検討するケースが増えているように感じます。

導入のポイントとなる「4P+L」とは

セルフレジ・自動精算機を導入するポイントを、①目的(Purpose)➁製品・機能(Product)③価格(Price)④設置スペース(Place)⑤電子カルテ・レセコン連携(Link)の5点から解説します。これらは、頭文字をとって「4P+L」と覚えていただくと、わかりやすいでしょう。

① 目的(Purpose)
セルフレジ・自動精算機の導入を検討する際には、「導入目的」の明確化が必要です。なんとなく購入するには高額な商品ですので、しっかりと目的を決めておくことで、後から導入効果の計測がしやすくなります。

具体的な目的としては、以下のようなものが想定されます。

・「レジ業務」を省力化・自動化したい(レジ入力、つり銭の授受、締め作業など)
・スタッフにお金を触らせたくない
・会計での密を避け、非接触の精算を実現したい
・院長がレジの間違いを指摘するなど、精神的ストレスを避けたい

② 製品・機能(Product)
セルフレジと自動精算機の違いや、それぞれの機能についても理解が必要となります。

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