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医院開業コラム

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熱血!医院集患塾

熱血!医院集患塾 第11回

「ああ勘違い」の増患対策。”患者数”のマジックに惑わされるな!

  • 集患・マーケティング

2016.06.21

こんにちは。集患マーケターの永井です。今回は、クリニック経営において、頻繁に出てくるキーワードの一つである「患者数」について考えてみたいと思います。

実は、今まで数多くの医療機関の集患増患支援を行ってきたのですが、うまくいっていないクリニックの院長ほど、「患者数」にこだわりを持っている傾向があります。でも、患者数にこだわっても、集患増患はうまくいきません。なぜなら、患者数だけを見ていても、集患増患の対策は何も思い浮かばないからです。

多くの院長先生は、患者数という数字のマジックに惑わされています。今回は、一般的に言われている患者数をきちんと捉えるところからお伝えしていきたいと思います。

「患者数」が何を示しているか、本当に理解していますか?

「今、1日の来院患者数は25人くらい。もっと増やしたい。」(クリニックの院長)、「1日の来院患者数40人を目指しましょう」(増患コンサルタント)、こんな話を誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。これらの会話で出てくる「患者数」。もちろん経営指標の非常に重要な数字ですが、実は、この患者数ばかりにとらわれていると、集患増患の実現は難しくなってきます。

まずは、このグラフを見て考えてみてください。

 

縦軸は患者数、横軸は時間の推移を表現しています。さて、このクリニックは「問題あり」でしょうか?それとも「問題なし」でしょうか?

この答えは、「問題あり」でも「問題なし」でもありません。正しい答えは、「これだけでは分からない」です。「問題あり」と答えた人も「問題なし」と答えた人も正しくはありません。そもそもこのグラフだけでは、どちらともいえない、いえるはずがないのです。では、それはなぜなのでしょうか?

患者数をばらして「患者の動き」を把握する

一般的に使われている患者数を、患者ごとに来院日別にプロットしてみました。 (さらに…)

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執筆者紹介

永井 孝英

永井 孝英
(ながい たかひで)

株式会社キープ 代表取締役

集患マーケッター、開業支援コンサルタント、MBA(経営管理修士)。早稲田大学理工学部経営システム工学科を卒業後、大手家電メーカーへ入社。その後、医療機器メーカー、会計事務所のコンサルティング部門での勤務を経て現職。7つの医療機関で事務長を務め、過去の集患増患コンサルティングの施設数は600超(2015年11月現在)。
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