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熱血!医院集患塾

熱血!医院集患塾 第10回

ホームページで集患増患ができない理由[後編]

  • 集患・マーケティング

2016.05.12

こんにちは。集患マーケターの永井です。前回より、ホームページによる集患増患対策についてお伝えしています。
前回のコラムでは、集患が難しい理由としてクリニックのSEO対策に存在する「誤解」についてお伝えしました。今回は、集患が難しいもうひとつの理由をお伝えします。

クリニックの「検索のされ方」を見落としている

将来的に来院する可能性がある患者さんに、自院のホームページを見つけてもらいたいとき、まず先に頭の中に浮かぶのは「エリア」と「科目」の組合せで検索してもらうことです。しかし、これは必ずしも良い結果とならないケースがあります。見落としている点があるのです。それが、「検索のされ方」です。
「エリア」と「科目」で検索した結果をイメージしてみましょう。先生のクリニックのホームページは、きちんとSEO 対策を実施し、検索結果の1ページ目の上位に掲載されているとします。もちろん、それ自体は素晴らしいことです。検索結果の1ページ目の上位と10ページ目の下位では、明らかに1ページ目の上位に掲載される方が閲覧者も多くなり、閲覧者との接点を数多く持つことができるため、患者獲得のチャンスが増えるからです。しかし、ただそれだけでしょうか?

検索結果のページをよく見てください。他のことに気が付きませんか?SEO 対策に関して多くの先生やコンサルタント、業者さんの頭に抜けていることがあります。それは、「競合クリニックも掲載されている」ということです。
SEO 対策を実施し、1ページ目に掲載されたとしても、先生が開業されている「同一エリア」と「同一科目」の競合クリニックも存在するのです。閲覧者は、その検索ページを見た時にどういった行動をするのでしょうか?必ず「比較」をします。つまり、先生のクリニックのホームページは競合クリニック、しかも、エリアと科目の両方で真っ向から競合するクリニックと比較されています。そこで打ち勝ってこそ、来院という結果につながるのです。
先生のクリニックは、実際のリアルなマーケットだけでなく、インターネットの検索結果ページでも患者の獲得合戦を行っているのです。ですから閲覧者にとっては、競合クリニックよりも何かしら優位に立つ有益な情報があってはじめて、行ってみようということになります。

もちろん「エリア」と「科目」の組合せでのSEO 対策は意味がないと言っているのではありません。閲覧者が検索した時に、その検索結果のページに出てこなければ、ネット上では存在しないことと同じになってしまい、患者獲得のチャンスはなくなってしまいます。従って、「エリア」と「科目」でのSEO 対策はきちんとやっているに越したことはありません。

「エリア」と「科目」でのSEO 対策は、必須。でも、競合クリニックとの比較をされてしまい、なかなか患者さんが集まらない。そんな時には「検索のされ方」に着目すればいいのです。 (さらに…)

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執筆者紹介

永井 孝英

永井 孝英
(ながい たかひで)

株式会社キープ 代表取締役

集患マーケッター、開業支援コンサルタント、MBA(経営管理修士)。早稲田大学理工学部経営システム工学科を卒業後、大手家電メーカーへ入社。その後、医療機器メーカー、会計事務所のコンサルティング部門での勤務を経て現職。7つの医療機関で事務長を務め、過去の集患増患コンサルティングの施設数は600超(2015年11月現在)。
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