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翔和仁誠会流の分院展開戦略 ~勝利のための10ラウンド~

翔和仁誠会流の分院展開戦略 ~勝利のための10ラウンド~ Round 4

分院長は「イケメン」を選べ

  • 労務・人事

2020.05.08

今回から、分院展開を成功させるための実践的なメソッドを紹介します。まずは、分院長についてです。私のこれまでの経験によると、分院展開が成功するかどうかの8割は、優秀な分院長を引っ張ってこられるか否かにかかっていると言っても過言ではありません。

それでは、どのような分院長が望ましいのでしょうか。早速、見ていきましょう。

一般外来クリニックには成功の方程式がある

そもそも、私は一般外来クリニックが成功する要因を以下の方程式で捉えています。

来院患者数(売上)= ドクター力 × マーケット

さて、この方程式でいうドクター力とは何でしょうか。私は、このドクター力は「臨床能力」と「人間力」という2つの能力の掛け算によって導かれるものだと考えています。

まず、「臨床能力」は説明するまでもなく、臨床知識や臨床スキルのことです。分院長も医師である以上、最新の臨床知識をアップデートし、来院した患者さんの病状を適切に診断し、最適な治療方針を立てなければなりません。また、臨床スキルを磨くことで、適切に処置するほか、患者さんの苦痛をできる限り軽減する努力を行うことも必要です。

なぜなら、患者さんも人間である以上「痛い」のが嫌なのは当たり前で、子どもからお年寄りまで来院する外来クリニックにとって、「ココの処置は痛くないから子どもが嫌がらない」とか「手際がいいのでつらくない」というのは、十分にアピールポイントになるからです。

一方で、分院長には地域の患者さんの信頼を獲得し、安心を与えることが何よりも重要です。そのため、外見が好印象で性格も明るく、親切であることは必要不可欠となります。さらに、患者さんを集めることが院長にとっての「営業」と考えれば、患者さんに応じて適切にアウトプットするというコミュニケーション能力も必要であることは当然です。

分院長に優先されるべき能力とは

では、分院長を採用する際は、この「臨床能力」と「人間力」のどちらを重視して選べばよいでしょうか。 (さらに…)

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執筆者紹介

高松 俊輔

高松 俊輔
(たかまつ しゅんすけ)

医療法人社団 翔和仁誠会 理事長

国立山梨医科大学(現山梨大学)卒業後、東京大学耳鼻咽喉科学教室に入局。国立東靜病院、都立府中病院、都立神経病院、社会保険中央総合病院などを経て、文部科学教官助手として東大病院に赴任。同病院では一般外来の他、鼻の専門外来、レーザー治療、顔面神経の専門外来を担当し、診察、手術、研究、後進の指導に従事する。2002年3月に東京都多摩市にて「たかまつ耳鼻咽喉科クリニック」を開院。2004年8月には「医療法人社団 翔和仁誠会」を設立し、理事長に就任。現在、京王線沿線を中心に東京・神奈川において耳鼻咽喉科、小児科、内科、皮膚・泌尿器科クリニックを運営。2019年11月には14院目となる西東京初の民間サージクリニック「東京みみ・はな・のど サージクリニック」を、2020年2月には15院目の「そよかぜ内科」を開院するなど、積極的に分院を展開。また、中国・上海での定期的な出張診療を行うなど、活躍の場を海外にも拡大している。

医療法人社団 翔和仁誠会のWEBサイトはこちら

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