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医療とICTのより良い関係づくり

診療所における電子カルテの普及は約4割といわれており、新規に開業する場合、電子カルテを導入するのが当たり前の時代となりました。

しかしながら、紙カルテに慣れている既存の診療所にとっては「電子カルテを導入すると医師の負担が増える」「電子カルテを導入しても収益につながらない」という言葉が聞かれます。これは“電子カルテと上手に付き合えていない”からこそ出る言葉です。今こそ、医療とITの良い関係を考える時期が来ているのではないでしょうか。

ICT化は本来、業務を効率化して収益につなげるもの

そもそも業務を効率化し、その上で収益改善(向上)につながらなくては、ICT化が投資に値しないことは誰もが分かっています。そういう意味では、電子カルテを導入するだけでは明確な収益改善効果を見込めないため、なかなか今の運用を変えてまで電子カルテの導入に踏み出すことは難しかったのかもしれません。

電子カルテは、狭義では「カルテのデジタル化」を意味しており、欧米ではファイリングシステム、あるいはEHR(Electric Healthcare Record)と呼ばれています。この定義を借りるならば、カルテのファイリングシステムを導入するだけでは、ペーパーレス程度の効果しか見込めず、投資効果はそれほど高くないことが容易に想像できるでしょう。

一方、広義の電子カルテは「医療機関の中核システム」として、さまざまなシステムの中心的なハブ役を担っています。我が国のクリニックにおける電子カルテは、大抵レセコンの延長線上に存在し“ファイリングシステムと請求システムを組み合わせたもの”と理解されてきました。そのため、明確な効果も、政府の後押しも、患者さんからの支持も得られず、普及がなかなか進まなかったという実情があります。

電子カルテの導入は「単独」から「複合化」の時代へ

今では、電子カルテだけを導入するケースは減っています。最初からクリニック全体の業務を鳥瞰的に見て、診療所の基幹システムとして電子カルテとレセコンを導入し、医療機器の管理システムとして画像ファイリングを、そして患者さんとのより良い関係構築のために診療予約システムを複合的に導入する時代となりました。その結果、システムとシステムの連携を十分考慮した導入計画が必要になっています。

またシステムを導入するにあたって、運用方法についても、しっかり考えた上で導入を進めることが成功の道であることも分かってきました。システムは導入すれば終わりではなく、上手に運用できて初めて効果がもたらされることが、さまざまな先人たちの成功・失敗の中から見てとれるのだと思います。

システム運用を考える上での注意点

システム運用を考える上での注意点としては3点あります。

 (1)システムはスタッフ全員で意図を理解して使用する
電子カルテをはじめ、さまざまなシステムを使いこなすためには、診療所の全スタッフが使用方法と意図を理解しておく必要があります。何のために、どのような効果を期待してシステム導入をしているのか、といった意図を伝えずに使用方法だけを説明すると「なぜそんなことを覚えなくてはならないのか」と疑問に思うスタッフもいることでしょう。

システムを導入する前に「なぜシステムを入れるのか」「それによってどのような効果を期待しているのか」そして「スタッフにどういった役割を担ってほしいのか」を明確にしておきましょう。その上で、導入を進めることをお勧めします。

 (2)完全システム化が正解とは限らない

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