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  3. 診療科別に見るICT化のポイント(2)

診療科別に見るICT化のポイント(2)

診療スタイルが診療科ごとに異なるように、ICT化のスタイルも診療科によって違いが存在します。そのため、診療科の特性を十分に理解した上でICT化を行うことが大切です。前回に引き続き、今回は整形外科、眼科、産婦人科、精神科のクリニックを見ていきます。

専門性が高い診療科は科目に応じた工夫が求められる

<整形外科クリニックの場合>
整形外科クリニックは、レントゲン撮影が多い診療科であることから、レントゲン機器およびそれをデジタル化するCR・DR、画像ファイリングシステム(PACS)、電子カルテのトータルでの連携が重要なポイントです。これらの連携が十分でないと、機器それぞれに患者IDを打ち込む必要があり、手間がかかるとともに、患者さんの取り間違いなどのリスクが生じます。

また、整形外科は患者数が比較的多い診療科です。カルテ記載にかける時間があまり取れないため「スピード」を重視します。したがって、すばやく簡単に記載できる電子カルテが好まれます。スタッフの人数も他科に比べて多く、端末数が増える傾向があるため、タブレット端末などを活用してできるだけ端末数を絞り、価格を抑える工夫も重要です。

さらに、整形外科は医師の診察とは別に、物理療法や運動療法があります。その際にリハビリスタッフによるカルテ記載が重要になることが、他の診療科と比べ大きく異なる部分です。クリニックではこの機能を「リハカルテ」と呼び、その機能および運用が優れたメーカーが整形外科クリニックでは選ばれる傾向にあります。

<眼科クリニックの場合>
眼科クリニックは、眼底カメラやスリットランプなどの「検査画像」と、視力や眼圧計、レフケラ、視野計などの「検査数値」を取り込み、データを管理する必要があります。そのため、これらの画像や検査情報を、どのように電子カルテと連携していくかが重要です。

また、他の診療科では診察後に検査を行うのが一般的な流れですが、眼科の場合は基本的に検査をした後で診察することが多く、ワークフローが他科とは異なります。さらに、眼科はシェーマ(スケッチ)を多く書く診療科のひとつです。このスケッチについても、他の診療科と比べるとグラデーションを付けたり、色を変えたり、充実した機能が求めまれます。最近では、筆圧(タッチペンの圧力)によってグラデーションが変わる機能なども開発されています。

眼科は外部連携が多いことや、端末数が多いことによって、ICT化投資の総額が他の診療科に比べると高額になりがちです。 医院の運用に合わせて連携する範囲を限定し、端末数を絞るなど、価格を低く抑える工夫も重要になります。

<産婦人科クリニックの場合>

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