皆さんは、開業にあたってどの程度の資金が必要だとお考えですか?
今回、MedPeer登録医師に対して、640名の開業医の資金調達状況の回答結果をご紹介します。
開業にあたって資金はどの程度調達しましたか?
自己資金のみ 148名
50万円程度 0名
100万円~300万円程度 18名
500万円~800万円程度 36名
1,000万円~1,500万円程度 58名
2,000万円~3,000万円程度 110名
5,000万円~7,000万円程度 123名
1億円程度 77名
1億5,000万円~3億円程度 57名
3億円以上 13名
実際、開業をされた方は、どのくらいの金額でしたでしょうか?
質問|開業の初期に必要が無かったなと思う備品や機器はどのようなものがありましたか
今回は、開業の初期に不要だったと思う備品や機器の回答をご紹介します。
それぞれの医師の回答をご紹介します。
これから開業される方へのアドバイスとして、設備・薬剤ともに必要最低限で開業し、必要なものは後から買いそろえるのが良いという意見が多数を占めました。ご覧ください。
- レントゲンの透視装置。全く使わずに1000万円近い無駄でした。
(50代:一般内科,泌尿器科)
- 必要最小限だったので、なんとか我慢しているうちに、必要ないことが分かる。
(60代:一般内科,産婦人科)
- 万が一と考えて救急処置の薬剤や麻薬を常備。全然使わなかった。
(50代:一般内科,消化器内科,小児科)
- 脳波計、開業医、特に田舎医には必要ありませんでした。
(60代:アレルギー科,一般内科,小児科)
- 電気メス。聴力測定器はあったほうがいいですね。健康診断などが行えます。
(50代:一般内科)
- 高いレセコン。最初からORCAにしていればよかった。
(50代:一般内科,消化器内科,リハビリテーション科,皮膚科)
- 負荷心電図エルゴメーターは開業レベルでは必要ありません。
(60代:一般内科,循環器内科,小児科)
- 警備保障はなくても良かったと思われる。
(60代:一般内科)
- 消耗品全般。救急機器など通常の業務で使わないようなものは後からゆっくりと選定すればいいと思います。
(60代:リウマチ科,整形外科・スポーツ医学,リハビリテーション科)
- 紫外線照射器。当初使用したが、時間が掛かり、余分なスペ-スもなく、診察が滞るため中止した。
(50代:皮膚科)
- 点滴台です。当初4つそろえましたが、せいぜい一度に二つでよいと思っています。
(60代:小児科)
- 呼吸機能検査機器は専門に任したほうがよかった。手間がかかるばかりだった。低周波機器などをサービスで置いたが不要だった。
(60代:循環器内科)
- X線撮影の一式。今はデジタル化されているから良いですね。でも、撮影が必要なケースは内科では少ない。
(50代:一般内科,小児科,皮膚科,心療内科,精神科)
- 最低限にしたつもりが、薬品などは無駄になったものが多かったです。
(50代:アレルギー科,一般内科,一般外科,形成外科,皮膚科)
- 開業医のところで2年間働いてからの開業だったので余分なものを買わずに済んだ。病院勤務医からすぐ開業したらあれこれ買い込んでいたと思う。
(50代:産婦人科)