「開業してから、何ヶ月目で単月黒字化したのか?」
開業をしたことがある、もしくはこれから開業を考えている医師にとってはとても気になるテーマかと思います。
こちら回答結果をまとめたのでご覧ください。
240ヶ月目 1
100~150ヶ月目 4
61~99ヶ月目 10
31~60ヶ月目 40
20~30ヶ月目 47
13~19ヶ月目 21
8~12ヶ月目 119
4~7ヶ月目 140
0~3ヶ月目 267
1年以内に単月黒字になった医師が多いといった結果になりました。
一部、2~3年以上黒字にならず苦戦している医師も見受けられます。
皆さんはいかがですか?
開業後の失敗談、大変だったこと…
今回は、開業してからの失敗談や大変だったこと、事前に準備しておけば良かったことについての回答をご紹介します。
実際、どういう失敗があったのか、大変だったエピソードはあるのか?それぞれの医師の回答をご紹介します。
「準備期間」「場所選び」「雇用問題」「経営視点」など様々な角度から参考になる意見を豊富にいただけました。ご覧ください。
- やはり、立地がすべてでしたね。人口減少は歯止めがかからず。収入は減るばかり。もう少し十分な開業地調査がなされるべきでした。準備不足こそ敗因でしょう。
(60代:一般内科,泌尿器科)
- 低金利だからそんなに神経質にならなくてもいいと思うが自己資金はあったほうがいいと思う。1億くらいが理想。
(50代:アレルギー科,総合診療,眼科)
- 小規模で段々広げるべきだった・・借り入れは少なくするべき。
(60代:一般内科,整形外科・スポーツ医学,リハビリテーション科,皮膚科,産業医)
- 駐車場が近くの商店街のお客さんに勝手に使われ、近隣から苦情がきた。
(50代:一般内科,消化器内科,小児科)
- 立地条件についてもっと積極的に検討すべきであった。
(60代:整形外科・スポーツ医学,リハビリテーション科)
- 医療圏調査や、マンションの建築計画、道路整備計画など、人の流れをもっと研究しておくべきでした。駐車場もスぺ-スを十分確保したつもりが足りませんでした。思いのほか、遠来の患者さんが多かった。
(60代:アレルギー科,一般内科,家庭医療,代謝・内分泌科,リウマチ科)
- 人事もしなくちゃならず、大変。医療と経営は別物。
(60代:一般内科,産婦人科)
- 収支バランスの見方など、金銭的な知識なく、失敗する事は全く考え無く開業した。
(70代:美容・アンチエイジング)
- 資金計画をもっと詳しくしておけばよかった。
(50代:アレルギー科,一般内科,小児科)
- 経営という視点がなかったので、そう言った勉強をしておけばよかった。経理の実務や、法律などについてもあとから泥縄式に勉強した。
人事のトラブルは絶えず、そういった研修もどこかで事前準備できたらよかった。
(60代:一般内科,泌尿器科,漢方医学)
- 経営について、もっと勉強しておけばよかった。逆に、医学知識ももっと勉強しておきたかった。今もしたい。
(40代:総合診療,老年内科)
- 自由が利かなくなるので、研修を積み重ねておけるだけおくべきだった。
(40代:一般内科,一般外科)
- とにかく「人」です。今でも苦労しています。他人との仕事については、思ったことは伝わってないと考えて丁度です。話して言葉に出さないと、相手に伝わりません。当たり前のことは、案外当たり前ではないので一つずつ確認してもいいぐらいです。
(50代:眼科)
- 人間関係でやめるスタッフが多く、よく話すようにしています。
(50代:一般内科,循環器内科)
- 開業1か月前まで勤務医として働いていたけど、3か月前ぐらいにはやめて準備に専念すればよかった。
(40代:耳鼻咽喉科)
- 長期旅行をしておけばよかった。開業するとしばらく休めない。
(60代:アレルギー科,皮膚科)
- 土曜日に患者が一人も来なかった。
(40代:心療内科,精神科)