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  3. 「オンプレミス型電子カルテ」と「クラウド型電子カルテ」の違い

クリニック経営者のための医療ICT活用メソッド

「オンプレミス型電子カルテ」と「クラウド型電子カルテ」の違い

新型コロナウイルスは、私たちの生活に変化を突き付けました。医療界でも、オンライン診療に代表されるように、ICTの活用が重要になってきています。そこで、今回は診療所の中心的な役割を担うシステムである電子カルテについて、また「オンプレミス型」と「クラウド型」の違いについて解説します。

ICT技術による変革が進む

わが国で、2020年初頭より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延が始まり、2月、3月と状況が悪化。4月には緊急事態宣言が発令され、全国で外出自粛が行われました。そして、5月の中旬から少しずつ解除が始まっている状況です。しかしながら、解除後も第二波、第三波と新たな流行の可能性があり、コロナ前の状況に戻るには時間がかかると考えます。政府も緊急事態宣言解除後の行動の目安について、「新しい生活様式」を提示しています。

参照:「新しい生活様式」の実践例(厚労省HP)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html

今、新型コロナウイルスは私たちの生活にどのような変化を求めているのでしょうか。その一つは、先進国からいつの間にか後れを取ってしまった「ICTの活用」ではないかと私は考えます。

例えば、緊急事態宣言が解除されたからといって、感染拡大を防ぐための「3密」対策は続きます。在宅勤務や時差出勤が推奨され、多くの企業がリモートワークを進めています。医療界でも電話やオンラインを用いた診療が初診から認められ、患者さんと接触しない新しい診療スタイルが始まっているのです。「ICTは苦手、なんだかわかりにくい」と言って、避けることが難しい時代がやって来ているのではないでしょうか。

今やクラウドサービスは当たり前の時代へ

スマートフォンやインターネット(以下ネット)の普及が進み、SNSサービスは日々の生活の中で必要不可欠になっています。最近では自宅で会議や打ち合わせを行うために、ネットミーティングのツールも使われるようになりました。オンライン診療のシステムも、ネットミーティングの技術を利用しています。

これらのサービスは、いずれもクラウドサービスです。クラウドサービスの恩恵は、私たちの生活に「利便性の向上」と「コスト意識の変化」という2つのインパクトをもたらしています。

医療分野のクラウド解禁により普及が急速化

医療分野で正式にクラウドサービスを利用できるようになったのは、2010年に改正された「診療録等の保存を行う場所について」の厚生労働省通知にさかのぼります。従来、診療録等の医療情報は、医療機関およびそれに準じる医師会や自治体に限定されてきました。この取り扱いを、企業等が運用するサーバで管理することが認められたのです。これが、いわゆる「医療分野でのクラウド解禁」です。

実は、医療分野でのクラウド利用はクラウド解禁以前からありました。「診療予約システム」など、個人情報の影響が少ないシステムから始まっていたのです。当時は、セキュリティ面での不安があり、個人情報流出のリスクやインターネットの安定性の問題などから、レセコンや電子カルテの基幹システムでは、クラウド化の波が訪れるのは未来の話と考えられていました。

しかし、個人情報保護法の整備を受けて、クラウド利用に対するガイドラインを厚生労働省、経済産業省、総務省などが相次いで整備することにより、クラウドサービスを医療分野でも使うための環境整備が進みます。また、2016年には診療状況提供書等の書類について、ネットワークでやり取りすることが認められ、2018年にはオンライン診療が診療報酬改定で評価されました。

そして、2020年にはオンライン服薬指導が認められ、今回の新型コロナウイルスの影響から、一気にオンラインでの診療・処方・医学管理等の普及が進められようとしています。

相次いで「クラウド型電子カルテ」が出現

このような環境の変化を受けて、2015年頃から徐々にクラウド型電子カルテが増えてきています。電子カルテの世界は、長らく院内にサーバを置く「オンプレミス型」が主流でした。電子カルテに蓄積される情報は、その性格上、情報流出リスクが高いと考えられており、高いセキュリティレベルを必要とすることから「電子カルテはインターネットにつながない」という方針を採っているメーカーが多くありました。

しかしながら、2020年現在では先ほど紹介した政府による環境整備、実生活においてのクラウドサービスの一般化などから、クラウド型電子カルテが相次いで出現しています。

クラウド型電子カルテで、真っ先に浮かぶのは「価格面」の恩恵でしょう。さらに、インターネットがつながればどこでも電子カルテの使用ができる「モバイル性」、端末やOSの依存も少ないことから、システム活用のハードルを下げる効果が出ていると思われます。

「オンプレミス型」と「クラウド型」の違いとは

ここで、オンプレミス型とクラウド型の電子カルテの違いを整理しておきましょう。

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