STEP5
事業計画の立案とは、「ヒト・モノ・カネ・情報」に関する内容を数値に置き換えることで、実現性や収益性をチェックする工程です。これまで検討してきた診療コンセプトや開業候補物件の経済条件、見込み患者数など、様々な項目について数字をセットしてみましょう。
項目は多岐にわたりますので、エクセル等でフォーマットが作成されている医院開業用の事業計画ツールを活用することをお勧めします。
事業計画はある程度の精度が高まってきた段階で、第三者による検証を行い、各設定値が適正か、実現性はあるのかチェックを受けましょう。
立案のアプローチとしては、次の3ステップに分けることができます。
ステップ1
ステップ2
ステップ3
事業計画の立案過程で、実現性や収益性に無理があることが分かったら、その原因がどこにあるのかを見直しましょう。事業計画上の数値だけではなく、状況に応じて、診療コンセプトや開業形態、開業エリアの見直しも必要になることがあります。
従って、はじめから完璧を目指すのではなく、徐々に各項目の精度を高めるアプローチが良いでしょう。
立案には知識や経験が必要となり、労力も掛かるため、コンサルタントや税理士などに依頼するというケースも多くあります。しかし、全てを任せっきりにすることは危険です。自らが事業計画内容をよく理解し、開業後の収益に関わる決定などは、必ず責任を持って意思決定をするようにしましょう。
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