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患者さんのためなら逆境にも飛び込む。徹底した患者目線で“後悔させない”医療の提供を目指す

クリニックの開業を目前に控えたドクターが、今何を考え、悩み、いかにして困難に立ち向かったのか……そんな開業の準備期間、いわば“エピソード・ゼロ”にフォーカスする本シリーズ。巷にあふれる成功体験記ではなく、開業医の序章を紐解くことで、よりリアルなクリニック開業に迫ります。

今回は、2021年5月に「やながわ内科クリニック」を開業予定の柳川雅人先生にインタビュー。柳川先生が目指す医療の在り方や、開業に至る経緯、そして医療モール内の物件を選ばれた理由など、開業の裏側にあるさまざまな想いを伺いました。

【プロフィール】
柳川 雅人(やながわ まさと)
医学博士、日本内科学会 総合内科専門医/認定内科医、日本消化器病学会 専門医、日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会 認定肝臓専門医、日本医師会 認定産業医。
1981年、大阪府吹田市生まれ。関西医科大学医学部を卒業後、同大学付属病院の消化器肝臓内科に入局。済生会泉尾病院などでの勤務を経て、関西医科大学大学院で研究に邁進し2018年に博士号を取得。翌2019年から母校の助教として消化器疾患の診断や内視鏡治療を中心に経験を積み、2021年5月に「やながわ内科クリニック」を開業予定。

「やながわ内科クリニック」のホームページはこちら

患者さんに検査の重要性や正しい医療知識を積極的に発信したい

――「やながわ内科クリニック」の理念について教えてください。

“一日でも長く、健康な日を送る”です。私は消化器内科を専門にしているため、病気を患って好きなものを食べられなくなった方、食事自体が難しくなった方をたくさん見てきました。もちろん、食の楽しみだけにとどまらず、命を脅かされるケースも……。どんなに今が充実していても、病気になると人生は180度変わってしまうものです。そういったつらい経験をする方を1人でも減らしたいと思い、この理念を掲げました。

それに基づき、当院では病気、特に日本人の死亡理由の約半分を占める悪性腫瘍の予防と早期発見を重視しています。予防や早期発見のためには健康診断や内視鏡検査をはじめとした検査が欠かせません。しかし、健康な状態でこうした内視鏡検査を受けるのは、気が進まない方も多いはず。そこで大切なのが、医師と患者さんとの信頼関係です。丁寧にコミュニケーションをとって信頼を獲得し、“未来のために今やるべきこと”を患者さんにきちんと伝えられる医師でありたいと思っています。

――先生ご自身について教えてください。

私自身は、どちらかといえばアクティブなタイプですね。学生時代からスノーボードが趣味で、毎年冬になると時間を見つけては雪山に通ったものです。また、知らない場所に行くのが好きなので、海外旅行にもよく行きました。

大学ではラグビーに没頭していたのですが、その経験が今日に生かされていると思っています。ラグビーを通じて学んだ“チームワーク”を、クリニックづくりにも生かしていきたいです。

[ラグビーで学んだ“チームワークの大切さ”がクリニックづくりの土壌に]

――貴院では具体的にどのような検査を行うのでしょうか?

腹部エコー、血液、尿、骨密度の検査に加え、麻酔を使用した苦痛の少ない胃カメラや大腸カメラ検査に対応しています。私は消化器内視鏡専門医の資格を持っており、大学での経験を生かし大きさによっては当日中にポリープ切除まで行うことも可能です。とはいえ、当院だけでは十分な検査や診断ができない場合もあるでしょう。その際は他科や大学病院と連携し、患者さんお一人おひとりに最適な医療サービスを提供していきます。

――開業後、診療を行うにあたって大切にしたいことは何ですか?

医療についての正しい情報を発信することです。インターネットが普及した現代の社会は、常に情報が錯綜し、その中には事実と異なるものも少なくありません。誤った情報をキャッチして不安を感じている方々に、当院のサービスを通して安心を提供したいです。その積み重ねにより、1人でも多くの方に「やながわ内科クリニックでは何でも気軽に相談できる」と信頼してもらえたらと思っています。また、できるだけ幅広いニーズに応えていきたいとも考えています。例えば、クリニックへの通院が難しくなった方のために、将来的には在宅診療への対応も計画しています。

「もっと早く気づければ」と後悔する人をつくらないために開業を決意

――柳川先生が医師を志したきっかけを教えてください。

大きな契機は、高校時代に祖母を亡くしたことです。ある時、病気とは無縁だった元気な祖母が急に入院し、そのまま退院することなく他界しました。後になって聞いたところによると、すでに末期の胃がんで手の施しようがなく、緩和ケアを受けていたそうです。祖母との別れをきっかけに人の命について考えるようになり、そこに深く関われる医師の道を進むことにしました。

――ご自身のクリニックを開業することを決めた理由は何ですか?

最近は内視鏡治療が広く浸透しましたが、私が医師になった当初はまだ一般的に普及しておらず、初めて目にしたときの衝撃は今でも忘れられません。外科的な治療が必要だった病気を内視鏡で治療することで、体にかかる負担が大幅に軽減されました。しかし、大学病院を訪れる方々の中には、すでに病状が進行しており、内視鏡治療を選べない患者さんも多くいます。そういったケースに出くわすたびに「もう少し早く内視鏡検査をしてくれていたら……」と悔しく思っておりました。そして「それならば、患者さんがより気軽に相談できる、検査を受けられるクリニックを私がつくろう」と思い、開業に至りました。

――地域の病院での勤務は検討しなかったのですか?

病院はクリニックに比べて規模が大きくなるので、どうしても気軽には相談しにくいですよね。また、患者さんを最初から最後まで一貫して診たい、いわゆる“プライマリ・ケア”を実践したいという想いもあり、自身での開業を選びました。

すべては患者さんのために。あえて競合の多いエリアを選択

――開業にあたって悩んだことがあれば教えてください。

たくさんありますが、最も苦労したのは立地の選定でしょうか。これまで医師として診療スキルは磨いてきましたが、経営については考えたことがなく、どのエリアで内科のクリニックが必要とされているか、まったくわからなかったんですよね。

――結果的に城東区、かつ医療モール内の物件を選んだのはなぜですか?

城東区を選んだ理由のひとつは、医療体制が充実していることです。当院の最寄り駅を走る京阪本線の沿線には、私の母校である関西医科大学の系列病院がたくさんあります。そこで、それらの病院と連携すれば治療の幅が広がると考えました。経営的な観点では“医療体制が充実している=競合が多い”とマイナスに捉えるべきなのかもしれませんが、それよりも自分を頼ってきてくれる患者さんにベストなサービスを提供することのほうが大切ですから。

医療モール「クリニックステーション野江」への入居を決めたのも、同じような理由です。脳神経外科や皮膚科など、他の診療科と連携することで、より質の高い医療を目指せると考えています。また、モール内に調剤薬局が入っているのもうれしいですね。日頃からコミュニケーションがとれている薬剤師の方に、薬についてフォローしてもらえるのは頼もしいです。ぜひ患者さんに、薬についての正しい理解を深めていただければと期待しています。

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