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  • ドクターインタビュー

2015.06.28

塚本 理一郎

つかもと整形外科醫院

院長

塚本 理一郎

(つかもと りいちろう)

(千歳クリニックモール)

  • 診療内容:整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科
  • その他のクリニック:内科・循環器内科・呼吸器内科・アレルギー科/眼科/皮膚科

VOICE ここがよかった医療モール

つかもと整形外科醫院は小田急線の祖師谷大蔵駅から商店街を歩いて12分ほど、新しい医療モールの2階にあります。学生やスポーツ選手の患者さんも多く、とても和やかな雰囲気です。つかもとの頭文字のTと私の専門である人工関節からイメージした『骨ちゃん』がキャラクターです。HPものぞいてみてください。

開業を決めた理由は?

東京の世田谷区で生まれ育ち、親が整形外科医でしたから、自分もこの土地で医師として恩返しをしたいと自然に考えていました。父を早く亡くしたこともあり遺志を継ごうという思いもありました。母も地元で現役の整形外科医をやっています。医師と患者さんが信頼し合い、パートナーのような存在のクリニックをつくりたく、開業しました。
アメリカへに留学し、研究に励むなかでアメリカの整形外科の多くの優れた面を知ることができました。特に患者さんが来やすく、いつでもリラックスしてもらえる空間づくりについては大変参考になりました。また、湘南鎌倉人工関節センターで長年治療にあたり、研鑽を積みました。それらのことがあって、内装面では、湘南のようなゆったりした時間の流れと森をイメージして、木を多く使っています。緑の中に土をイメージしたカーペットを敷き、照明も温かみのあるものを選びました。患者さんが立ち上がり易いように座面を高めにした椅子に杖をおけるスペースも設けて待合室も工夫しています。この物件を選定したのは地元であることが最大の理由です。また、新しくオープンする医療モールでしたので、特に内装面について、自分の希望を取り入れて設計できることがメリットでした。広いフロアの全面を使って、診療室、待合室、大型の機器を導入したリハビリテーション室、こどもが安心して遊べるように、治療中でも親御さんの視界に入り易いキッズルームをつくりました。キッズルームはボーネルンド社との提携により、安全で充実した遊具を揃えています。また、同じ医療モールに他の診療科が入ることで、患者さんがワンストップで来られることも魅力です。

 

実際、開業してみてどうでしたか?

祖父母、両親ともに医師で、診療所で診察している様子は日常で見慣れたものでした。ですからイメージはある程度描けていました。しかし、自分が院長という立場になると、スタッフのことを考えますし、経営者としての責任を負うので、身が引き締まります。
同じ、医療モールに開業された他の診療科の先生方とも連携し、時には情報を共有できることは、メリットだと感じます。さらに調剤薬局が同じ建物内にあることで、患者さんにとっても便利な点もあります。何より、自分の望む診療方針を選択できることはプラスです。私は、得意分野である関節やリウマチ、骨粗鬆症などをより専門的に診られる整形外科医として地域貢献したいと考えています。

 

これから開業する方へのアドバイスをお願いします。

開業する場合、患者さんに何を提供するのか、明確な目標を持つことが大事です。目標設定が決まれば、院内の内装などもイメージできて次第に具体化してきます。新しい医療モールに開業する場合、他の診療科の先生とスタートラインが同じで、かつ互いに相談でき、患者さんの情報を共有できる点も魅力です。さらに、調剤薬局があることで、薬のストックを持たずに必要な薬を置けることも頼もしいポイントです。

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