開業した先生の声
2015.06.28
多摩ニュータウン随一の商業地区、多摩センター駅近くという至便性にひかれて開業を決めました。当初は開業準備に追われて大変でしたが、コンサルタントの熱心なサポートに助けられました。開業には、「信頼できるコンサルタント」の存在が何より大切だと思います。
3年前、同じ多摩市内の総合病院に勤務していたときに、この医療モールがオープンすることを知りました。「近いうちに開業したい」と思ってはいたのですが、具体的にどうすればよいかわからずにいた頃です。そんなとき、知り合いのコンサルタントが、ここをイチオシの物件として紹介してくれました。駅から近く、近隣随一のショッピング街に接した医療モールの立地は、非常に魅力的に思えました。知っている患者さんが多く住んでいることもあり、患者数には困らないだろうと踏んで、開業を決めました。
予想したとおり、患者数は年々伸びつつあり、安定した経営を続けることができています。医療モール自体の宣伝効果のおかげで、認知度が徐々に高まっているからでしょう。とはいえ、まだオープンして2年ほどなので、もっと地域の人に知ってもらう必要があることは確かであり、まだまだ伸びる余地があると思います。医療モールという集合医療施設に入居して感じることは、「すべてここで済ませられる良さ」です。私のクリニックには、親子で来院する患者さんが多いのですが、それは隣が小児科医院だからです。「この医療モールに来れば、小児科と眼科が一度に受診できる」。患者さんにとって、この便利さは想像以上に大きいようです。医師たちにとっても、それは同じです。眼科に来た患者さんに内科系疾患が疑われるときは、医療モール内の内科医院を紹介します。逆に内科医院から紹介されることもよくあります。そういうとき、特に高齢の患者さんなどには、離れたところにある病院に「行ってください」とは言いづらい。同じ医療モール内の医院なら言いやすいし、患者さんも気軽に承諾してくれるので助かります。
運転資金も含めて、準備をしっかりしておくことが大切です。特に眼科は検査の種類が多く、どの検査を行うかによって必要な機器が変わってきます。よく考えて、資金や規模に見合った検査項目を決めておくとよいでしょう。私の場合は、完全に準備不足でした。特に労務関係については何の知識もないまま開業に踏み切ってしまったので、手続きや準備が間に合わず、開業してから相当あわてました。そんななか、コンサルタントが親身になってアドバイスしてくれたり、さまざまな手続きを進めてくれたりしました。このサポートがなければ、今の私はありません。開業する上で、「信頼できるコンサルタント」の存在は何より大切だと言ってもよいくらいです。
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