「医薬連携の追求」と「理想の医療提供の場づくり」
「処方意図を汲んで調剤にあたること」。
これが医薬連携を標榜する調剤薬局における真髄であると考えます。“処方意図を汲んで“いるからこそ、薬剤師の服薬指導が患者様への安心や服薬コンプライアンスにつながり、医薬分業の肝となる処方のダブルチェックがしっかりと機能するからです。私たちはこのスタンスを大切にし、医薬連携における4つの基本方針を徹底することで医療機関との連携を深めてまいります。
最適な医療で最善の効果を得るには、患者様に服薬コンプライアンスを遵守していただくことが重要です。
また、処方医と異なる服薬指導は患者様の無用の混乱を招いてしまうことがあります。そこで、採用薬剤ごとに服薬指導の内容を確認させていただき、処方医の意図に沿った服薬指導をおこないます。
開局曜日・時間の面でも医療機関と連携します。開院時間帯は確実に薬局が開局している状況をつくり、当日最後の患者様が確実にお薬を受け取れるようにいたします。365日診療の医療機関であれば、当薬局も365日営業をおこないます。
日常的な情報交換はもちろんのこと、定期的なミーティングの場を設けさせていただきます。患者様の情報を共有する場であるとともに、医療機関から薬局へのご要望をお伝えいただく場となります。
医療機関の電子カルテと薬局の電子薬歴を連動させ、患者様情報の共有を容易にします。
データ連携をおこなうことで、正確性の担保とともに、患者様の待ち時間短縮につなげます。
調剤薬局の出店形態は、医療機関に隣接した立地に出店する「マンツーマン型」、医療モールに出店する「医療モール型」、病院出入り口付近等の隣接地に出店する「病院門前型」の3つに大別されます。
私たちが運営する調剤店舗は、マンツーマン型と医療モール型を合わせた「クリニック連携」型が全体の約9割を占めております。これらの出店形態では、各医療機関の処方意図を調剤薬局が理解し連携することで、病院門前型に比べて高い次元での医薬連携が可能です。
特に医療モール型出店においては、薬局への導線がよりスムーズであったり、複数科受診の際にも一元的な薬歴管理が可能であるため、お薬の重複投薬や飲み合わせによる副作用の防止など、安心安全の体制を構築できるのです。
様々な診療科のクリニックと調剤薬局が集まる医療モールには患者様にとって多くのメリットがあります。専門医による質の高い医療をワンストップで受けられることはもちろん、医療機関と調剤薬局が同じフロアや建物内にあることで通院の負担が少なくて済みます。
また、医療モール内の調剤薬局に複数の医療機関の処方データは集約されるため、飲み合わせによる副作用防止や重複投与のチェックをスムーズに受けることができます。つまり、患者様のメリットが大きく高い集患効果を期待できるのです。
集患において最も重要なことは、地域住民に「そこに医療機関がある」と認識してもらうことです。医療モールは複数の医療機関が集まることで医療ランドマークとして高い視認性を獲得し、結果として地域における高い認知を得ることが可能です。
単独の医院では大きな負担となる広告宣伝費や駐車場の確保など、医療モールとして共同で運営することで、比較的ローコストでの運用が可能となります。また、医療モールの多くが医療機関の入居を前提に企画設計されますので、電気容量や給排水用の床下スペース、天井高など、細やかな配慮がなされており、快適な医療環境の実現が可能です。
このように患者様、医療機関様、そして調剤薬局にとってもメリットの多い医療モールは「三方良し」の医療施設となることから、私たちは積極的な展開を進めております。
医療機関の名称やロゴマークといった個性を損なわず、統一感を醸し出すことで、医療ランドマークとしての存在感が一段と増してきます。そのため、私たちが展開する医療モールの多くが「クリニックステーション」のネーミングとブランドロゴを使用しています。
私たちは調剤薬局の出店戦略の柱として医療モール開発を位置づけております。医療モールが竣工したその後も調剤薬局として営業を行います。つまり、医院開業をされる先生方だけでなく、私たちも「当事者」として開業後にしっかりと医療機関・調剤薬局が盛業できる開業物件の開発を心がけております。
会社名 | 株式会社アイセイ薬局 |
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創業 | 1984年9月 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビルディング |
資本金 | 1億円 |
連結売上高 | 673億円(2020年度)|684億円(2019年度)|642億円(2018年度) |
従業員数 |
3,608名 (グループ連結:2022年1月1日更新) |
店舗数 |
393店舗 (グループ連結:2022年1月1日更新) |