新たに医院を開業する際には、オープン時のスタートダッシュが肝心。「クリニックステーション」では、医療モールの開業時に、医療機関と調剤薬局が連携し、今後の集患につなげるための開業イベントを行っています。
今回は、埼玉県新座市にオープンした新座駅前耳鼻咽喉科様の開業イベントの様子をクリニックステーション編集部がご紹介します。

開業イベントは地域の人とのファーストコンタクト

2015年7月5日、「クリニックステーション新座」内の新座駅前耳鼻咽喉科様とアイセイ薬局新座店の合同開催による開業イベントが開催されました。「クリニックステーション新座」は新座駅南口ターミナルに面した好立地にあり、この度開業となった耳鼻科様の他、全４科目の入居が予定される医療モールです。

この日の開業イベントは、まずは来場者にクリニックをご見学いただき、その後、薬局にて「こども薬局」の体験や調剤室の見学、「血圧・血流測定」をしてもらう、という流れで行いました。

イベントについては、事前にポスティングや折り込みチラシを利用して告知済み。約40,000部を配布し、集客準備を進めてきました。そのかいもあり、当日は朝から途切れることなく地域の方がやってきました。医院や薬局が盛り上がっている様子を見て、前を通る人もつられて医院に入ってきてくれたようです。

まずは、医院内覧会へご案内。「院長先生のお顔を見に来たの」と、ご近所の奥様方が口々にお話してくれました。医院では、院長の田部先生との相談会を開いたり、診察室を見ていただいたりと、ドアを開放してオープンな雰囲気でお出迎えします。

お子様連れの方も多く、事前に用意しておいた絵本と、ぬいぐるみが大活躍。こちらのパパは、絵本を読み終えるまで帰してもらえなくなってしまいました。ごめんなさい・・・。

訪れた皆様には、「チャイルドルーム」や「オムツ替えシート」のご案内、予約システムのご説明など、診療以外のアピールポイントもクリニックのスタッフからしっかりお伝えしました。

オール世代のハートをつかむ

医院内覧会のあとは、隣接のアイセイ薬局へ。薬局にて、医院と連動したイベントを用意することで、集客でも相乗効果を発揮します。

子どもたちに人気の「こども薬局」では、医院内覧会で受け取った子ども用の「処方せん」を使って、お菓子を使った調剤体験にチャレンジ！本物の機器を使った調剤体験に、お子様だけでなく保護者の方も驚いた様子でした。

普段は決して入ることのできない調剤室も特別に開放しました。
１グループにつき１名の薬剤師がつき、調剤薬局の仕事についてお話したり、お薬に関する質問に答えたりと、工場見学のような楽しく和やかな時間。しかし同時に、医院や薬局にとっては、医薬連携による“質の高い医療サービス”をアピールできる絶好の機会でもあります。

大人向けに無料で血圧・血流測定も用意大人の皆様には、無料の「血圧・血流測定」が用意されました。この測定を目当てにいらっしゃる方も多い、人気のプログラムです。結果を見ながら、スタッフがアドバイスをしたり、相談に乗ったりと、こちらも地域の方とのコミュニケーションが生まれていたようです。

薬局ではこども向けの「こども薬局」、大人向けの「血圧・血流測定」、家族向けの「調剤室の見学」プログラムをご用意することで、どの年代の方でも待ち時間を極力少なく、楽しんでいただけるようにイベントプログラムを組んでいます。また、「医院内覧会」とセットにすることで、医院と薬局、どちらも見ていただく自然な流れができています。
今回の開業イベントでは、2日間で400名もの方にご来場いただきました。

新座駅前耳鼻咽喉科

院長　田部 哲也 先生
診療科：耳鼻咽喉科・アレルギー科

海上自衛隊医官、防衛医科大学校の教官、防衛医科大学校病院耳鼻咽喉科医師として勤務後、島田台病院の院長として8年間の勤務を経て、2015年7月に開業。
「このイベントを機に、地域の方に知ってもらうことができて嬉しいです。何かあればお気軽にご来院いただきたいですね。」