医院構想
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- 開業準備における「医院構想」の位置づけ
- 当社が首都圏に勤務されているドクター330名にWebアンケート調査を実施したところ、4割を超える先生方が将来的なキャリアのひとつとして医院開業を考えているという結果になりました。実際に開業を意識し始めてから具体的な開業準備に入るには、相応の期間と、決意にいたるまでの様々なきっかけがあるかと思います。建物や内装、街の様子や雰囲気、提供する医療サービスなど、まずはご自身のクリニックのイメージを膨らませるところからスタートされることでしょう。医院開業の準備はこれら様々なイメージ=妄想を「構想」として練り上げるところから本格的なスタートとなります。
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- 「医院構想」の検討プロセス① 診療コンセプトの検討と開業エリア選定
- 診療コンセプトの策定とは、医院構想における最初の検討事項で、「どのような医療を誰に向けて提供するのか」を具体的に深堀りしていく工程です。しかし、ヒト・モノ・カネのすべてにおいてリソースは限られています。ですから「何をやらないか」を判断し、提供する医療の「範囲」を具体的に設定していくことが必要です。また、どのような年齢・性別・疾患の患者さんがターゲットになるのかをイメージし、駅前がいいのか、住宅地に近い郊外型がよいのか、はたまたオフィス街が向いているのかといった立地条件を検討していきます。同時に、ご自身や親族が保有する不動産の活用や、勤務先病院との連携を図っていくのか、といった前提条件なども整理していきましょう。
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- 「医院構想」の検討プロセス② 開業物件の選定と事業計画立案
- 開業候補エリアをある程度絞り込めてくると、具体的な開業物件の選定フェーズに入ります。現在はWebサイトを通じて、テナント物件を中心とした様々な開業物件情報にアクセスできますので、該当エリアにおける実際の賃料相場などをチェックしてみてください。気になる物件があれば、新築物件による未竣工でない限りは内見が可能と思われますので、実際に現地に赴いてみることをお勧めします。ご自身の医院構想を深められることはもとより、普段なじみのない「開業物件」について目を肥やしておくことも必要だと思います。
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