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  • こどもクリニック・こども薬局

2015.10.16

2015820日(木)、岐阜県岐阜市にある松井医院様と隣接のアイセイ薬局石原店で、小学生向けのお仕事体験イベント「こどもクリニック」が開催されました。今回はその模様をクリニックステーション編集部がレポートします。

 

周りを山々に囲まれたのどかな田園地帯の中で、ログハウスのような外観がひときわ目を惹くこちらのクリニック松井医院様は地元密着のよろず相談所として、地域の皆様とともに開業から17年の時を歩んできました。

開業当初は小児科が賑わっていた松井医院様ですが、今では当時の患者様も大人になり、最近は訪れる方々の年齢層も徐々に上がってきたといいます。今回は、院長の松井先生が近所の小学校の校医をされていることもあり、「地域の子どもたちが職業体験できる機会を作ろう」と、「こどもクリニック」開催の計画がスタートしました。

松井医院様のある地域は、子育て環境の良さから新たに移り住む若い家族が増えているそうです。その意味でも、地域の子どもたちや保護者の方々との接点づくりとして今回のイベントは、意義深いものとなりました。

 

地元小学校の協力を得て、イベント告知を実施

こどもクリニックは朝10時より始まります。この日は、開始と同時にたくさんの子どもたちが医院にやってきました。

今回は、事前に地域の小学校四校を通じて、イベントの告知チラシを約2,000部配布していただきました。参加者の皆さまにも事前に予定しておいていただくことで、平日にも関わらず100名を超える親子が参加してくれました。

通常は校内でのチラシ配布は難しいのですが、「医師や薬剤師の仕事について理解を深めてもらいたい」というイベントの趣旨が文部科学省が推進する「職業体験学習」の趣旨にも合致することから、告知にも積極的にご協力いただくことができました。

 

診察体験で医療への関心を喚起

今回の「こどもクリニック」は、以下の流れで行われました。

集まった子どもたちは白衣に着替え、年齢別のグループに分かれて医師体験と薬剤師体験を行います。

イベントスタッフから本日の流れについて説明を受ける子どもたち。こどもクリニックでは、全員が患者役と医師役の両方を体験します。
まずは患者役として、配られた問診票に今日の健康状態を記入しました。

 

 

診察室に入ったら、さっそくロールプレイングを開始します。このイスは、普段は院長先生の定位置です。

「今日はどうしましたか?」「熱があります」「他にはどうしましたか?」
医師役のこどもドクターが問診票に沿って症状を確認し、聴診器で心臓の音を聴いてみます。症状を把握したら、お薬の処方。患者さんに処方せんをお渡しし、診察が終了です。今度は、患者と医師の役割を交代してもう一度。

「どんな風に診察したら患者さんは安心できるのか?」
「自分の症状をどうやって伝えたらお医者さんにわかりやすいのか?」
一人二役を体験することで、患者と医師両方の気持ちになることができます。
うしろには、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、メディアの取材陣・・・今日は患者より野次馬のほうが多い診察室です。

 

本物の検査機器を使った、医師とのコミュニケーションの時間

この日は特別に、院長の松井先生が普段医院で使っているCTスキャンやレントゲンの機器を見せてくれました。グループの1人、一番小さな男の子が実験台になり、実際にエコーで身体の中をのぞいてみます。

「胃の中に何かあるよ!」と誰かが言うと、「さっきごはん食べたでしょう?」「カレーでしょ?カレーに見える!」と次々に声が聞こえます。初めてのぞくモニターの映像に、興味津々の子どもたち。保護者の皆様も「こんなにはっきり見えるのね」と、驚いた様子でした。

「あーきれいだね。これは肝臓、ここに見えているのは何かわかりますか?」

先生の質問に対して「心臓や!」「ひえ~~!」と、100点満点のリアクション。こうして医療に対する抵抗感を払拭しながら、医療への興味を喚起すること、そして院長先生の人柄を知ってもらうことも、こどもクリニック開催の大きなメリットのひとつです。

 

普段は入れない、調剤薬局の裏側を体験

診察体験の後は、先ほどの処方せんを持って近くのアイセイ薬局に移動します。ここでは実際に本物の調剤機器とお菓子のお薬を使い、子どもたちが薬を調製する体験を行います。

13回、13錠、3日分です。さて、何粒必要?」

初めて見る「分包機」を前に、薬剤師からの質問に必死で頭をひねる子どもたち。薬の調剤には算数の勉強が必要なようですね・・・。

処方せんに書かれた粉薬(実際にはお菓子でできています)を選び、V型のマスに入れてヘラで均一にならします。スタートすると、薬が自動的に分包されて出てくる様子に、子どもも大人も大興奮!
「こんなにすぐにできるなら、病気で辛い時にも長い時間待たなくていいですね」と、保護者の皆様にも好評でした。

 

「田中さま」「は~い」「今日のお薬は2種類です。1日3回、しっかり飲んでくださいね。」

すこし照れながらもしっかりと患者役の保護者にお伝えする姿は、まさに、こども薬剤師!お薬を受け取る保護者の皆様も、我が子の立派な姿にホロリとしたご様子でした。白衣を着た子どもたちはいつもより少しだけしっかり者のお兄さんお姉さんに見えたようです。

「この中から一人でも、将来、医療の道に興味を持ってくれたら」と、松井先生。実際に現場で使われている医療機器や調剤機器を使い、医師や薬剤師がサポートしながら、本番さながらに診察や調剤の体験ができたことは、参加した子どもたちにとっても、見守る保護者の方々にとっても貴重な体験となったようです。

 

これからの患者さまに、そして未来の医師や薬剤師たちに

今回参加してくれた動機は、「看護師になりたいから」「薬屋さんをのぞいてみたいから」など、さまざま。しかし、子どもたちにとってこのお仕事体験は将来を考える上で大きな一歩となったようです。そして何より、保護者の皆様にとっては、子どもたちが生き生きと挑戦する姿が、一番の嬉しいおみやげになったのではないかと思います。

また、医院や薬局にとっては、参加した子どもと保護者の皆様に信頼していただき、「何かあったら相談できそう」と思っていただけたことは大きな収穫になりました。

この日の模様は、翌日に「中日新聞」と「岐阜新聞」といった地元の主要新聞に記事として掲載され、詳しく紹介されました。当日来られなかった地域の皆様にも広く知っていただけたことと思います。「次は休日に開催したい」と、早くも松井先生は次回への構想を練られていました。

 「こどもクリニック」は、すでにアイセイ薬局の増患イベントとしてパッケージ化されており、事前の準備や告知を含めた運営を薬局側で担うことができるため、医師の先生は準備に時間をとられることなく多忙な診察に専念していただけます。また、医院の様々な課題やご要望に合わせたセミオーダー型でのカスタマイズが可能です。また、前身の薬剤師体験プログラム『こども薬局』が企画の趣旨や運営実績、子ども目線を考慮したツールデザイン、演出などが高く評価され「第9回キッズデザイン賞~未来を担う消費者デザイン部門~」( 主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、消費者庁) を受賞いたしました。


・・・編集後記・・・

長良川が市の中心を流れる、自然豊かな岐阜市。夏には1300年の歴史を誇る「長良川鵜飼」が行われ、各地より多くの観光客が訪れます。市のシンボルともいえる「金華山」は、近年はパワースポットとして有名だそうです。山の頂上には岐阜城が!見えるでしょうか?(写真:強行スケジュールのため、タクシーの中からあわてて撮った金華山)


 

Doctor’s Comment

松井 郁雄

松井医院

院長

松井 郁雄

(まつい いくお)

岐阜県本巣郡穂積町(現・瑞穂市)出身。国立島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業後、岐阜大学医学部第3内科を経て、1988年に松井医院を開院。専門は、糖尿病および甲状腺。

「松井医院を開業して17年になりますが、昨年からアイセイ薬局との連携が始まりました。薬に関することは責任を持ってやってくださるので、診察に専念できる点がいいですね。

現状、アイセイ薬局とはしっかりコミュニケーションも取れており満足していますが、更に今後は糖尿病の療養指導士の資格に挑戦する方が出てくると嬉しいです。その際は、症例の提供など、全力でご協力したいと思っています。また、1114日に世界糖尿病デーがあるので、何か医院と薬局のコラボレーション企画ができたらいいですね。」

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