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イベント実績

”セミオーダー型”イベントを通して、泌尿器科専門医のクリニックを地域住民に浸透

  • 集患セミナー・イベント

2015.10.20

2015927日(日)、アイセイ薬局稲毛海岸店にて「尿のことでお悩みありますか?」と題した「からだゼミナール」が開催されました。

泌尿器がご専門のあそうクリニック・麻生太行先生を講師としてお迎えし、「尿」についてお悩みがある地域の方々を対象に約1時間のレクチャーをしていただきました。今回はその模様をクリニックステーション編集部がレポートします。

 

開催のきっかけは開院後の課題共有から

今回講師を務めてくださった麻生先生は、20155月に、JR京葉線「稲毛海岸駅」至近の駅前ビルにて、あそうクリニックを開業されました。通常の「医薬連携」から一歩進んだ「医薬協業」を展開することになった経緯を当時の稲毛海岸店の店長は語ってくれました。

「あそうクリニック様が開業されることで、自店舗への患者様の来院を見越して、通常の応需医療機関様と同様に、採用薬ごとの打合せをさせていただき、服薬指導がきちんと処方意図を汲んだものとなるよう万全の対応を心がけておりました。また製薬メーカーからのDIも積極的に共有をさせていただくなど、日々の連携を通じてリレーショーンを深めていくことになりました。そんな中、当社がもつ地域医療コミュニティ推進のイベントメニューの中で「からだゼミナール」を開催することで、泌尿器科の専門医がこの地域に開業していただいたことをもっとよく知っていただける機会になるのではと考え、エリアマネージャーを通じて企画提案と講師のご依頼をさせていただきました。マネージャーはかつて県内の泌尿器科専門医のドクターを講師とした「からだゼミナール」の開催とその後の効果検証を行った経験があり、その事例をエビデンスとして提案に織り交ぜたことで、麻生先生にも興味を持っていただけたのではと思います

「からだゼミナール」は、アイセイ薬局の増患プログラムとして、告知から当日の運営、事後の集患効果検証まで、ノウハウが蓄積されています。また、通常は講演時のコンテンツ制作にもアイセイ薬局の専門チームが参画し、一般の方がより理解しやすく、楽しめる見せ方を意識したスライドをご提案させていただいています。そのため、講師を務めていただく先生方の専門領域について地域の方々へ浸透しやすく、潜在患者層に対する効果的にアプローチすることができるのです。

 

尿のことでお悩みありますか?

この日、会場となったアイセイ薬局の待合室に集まったのは、13名の皆様。おひとりでお越しの方が大半でしたが、友人同士やご夫婦でいらした方もいらっしゃいました。皆さん、あそうクリニックの既存の患者様ではなく、事前に配布したチラシを見て来てくれたそう。来場者のひとりは、「稲毛海岸に泌尿器科クリニックができたと聞いて、いい機会だから先生のお顔を拝見しにきました」と話してくれました。

スライドの前半は、「尿の異常とはどういうことか?」というお話から。尿の性状、尿量の異常、排尿の異常のそれぞれについて説明がありました。

患者様は「お医者さんに診てもらった方がいいのかしら」と思っても、そんなにひどい症状でなければ「病院に行くほどでもない」と医院に行くのを躊躇してしまうもの。とくに、尿のことは他人にも話しにくく、診療をためらいがちです。

今回のからだゼミナールの開催には、そのような方々にご自身の尿とからだの状態を見つめ直してもらい、不安があれば気軽に相談してもらえるように、との意図が込められています。

レクチャーに使われたスライドの一部は、麻生先生が昭和大学医学部で講師をされていた際に、実際に使用していたもの。現役の医学部生と同じ内容を学べるとあり、参加者の方も身を乗り出して聞いていました。

レクチャーの後半は「過活動膀胱」について。

「この名称を聞いたことがある人?」との質問には、大半の方が手を挙げました。「CMで見て知った」という答えを想定していた先生でしたが、実際には「他の病院で聞いた」「既に薬をもらったことがあるが、効果がなかった」といった声が……既に自分で調べたり医師に聞いたりして知っているが、どうしたらいいのかわからないといった状態の方が多かったようです。

裏を返せば、通常の医院運営だけでは、このような通院以前の患者様にアプローチする術がなく、ともすれば、放置することで症状がひどくなるような事態にもなりかねません。今回のからだゼミナールが、意識改善や警鐘となり、通院を促すきっかけになる場としてうまく働いたようです。

 

安心してクリニックに来てもらいたい

レクチャーでは、実際の検査方法や治療法、普段の生活で気をつける事項についても紹介がありました。参加者の皆さんは、とくに、触診がいかに重要かということ、手術が怖いものではない、といったお話が印象に残ったようです。最後に先生が「医療機関を受診する際に、どのようなことを伝えたらいいのか」というアドバイスをお話されると、多くの方がメモをとり、うなずきながら聞いていました。

レクチャーの最後には、チェックシートを使って自分の尿の状態を確かめる時間も。皆さん真剣に記入し、終了後に個別にご相談されたようです。

この日のからだゼミナールでは、終了後に「すぐにでも受診します」という方が複数いらっしゃいました。
笑いあり、真剣な講義ありの、あっという間の1時間でしたが、レクチャーの内容はご来場の皆さんにしっかり伝わったのではないかと思います。

 

 

Doctor’s Comment

麻生 太行

あそうクリニック

院長

麻生 太行

(あそう たかゆき)

昭和大学医学部卒業後、都立広尾病院泌尿器科医員、昭和大学医学部泌尿器科学講座講師を経て、20155月に「あそうクリニック」を開院。医学博士、日本泌尿器科学会認定専門医・指導医、身体障害者福祉法第15条指定医(じん蔵機能障害・ぼうこう又は直腸機能障害)、難病指定医。

「レクチャー中は少し不安でしたが、終わってみたら反応も良く、今日いらした方は実際に来院してくれそうです。このようなきっかけをいただけて本当にありがたく思っています。今年5月に開院したので、まだまだ地元での認知も足りないと感じているのですが、これをきっかけに新しい患者様が増えてくるといいですね。アイセイ薬局さんには普段からよくしていただき、大変感謝しています。今後とも密なお付き合いをよろしくお願いします。」

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