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「人生全体で資金効率の改善を考える」ということ

初めまして、リスクマネジメント・ラボラトリーの佐久間と申します。この度コラム「みらいマネー研究所」を連載させていただくことになりました。ドクターのライフプランに応じた金融商品選びや、その活用方法などをコラムの中でご紹介していきますが、全編を通じて「人生全体で資金効率を改善する」という視点が根底に流れています。

現在、当社では全国の多くの医師会や医師協同組合と提携させていただき、ドクターの金融商品に関わるお悩みの解決に携わっています。私は仕事柄、日々多くのドクターとお会いしますが、住宅ローン、生命保険、投資信託などの金融商品について説明をすると「もっと前に知っておけばよかった」「人任せにしていたら、状況がわからなくなってしまった」「こんなはずではなかった」などとお話しされる方がたくさんいらっしゃることに驚きます。

ドクターは業務上、さまざまな情報を整理し、意思決定をすることには慣れているはずです。しかし、金融商品については「整理すべき情報を持たない」または「情報の精度が低い」という状況下にいらっしゃるためか、意思決定や判断を間違えてしまうことが多いのかもしれません。

本コラムでは、ドクターのみなさんにご自身のライフプランをはじめ、計画に沿った意思決定や判断をしていただくための情報提供ができればと考えています。今回は概論となりますが、次回以降、さまざまな金融商品の選び方をお伝えしていきます。お読みいただいたみなさまの「人生全体での資金効率改善」のお役に立つことができれば幸いです。

資金効率改善のキーワードは”ライフプラン”

・ドクターのライフプラン

人生全体での資金効率改善を考える上で、ライフプランを無視することはできません。一般的にライフプランとは生活や子育て、老後などの計画のことをいいますが、ドクターの場合は同じような考え方で捉えると、大きく読み違えてしまうことがあります。

・ライフステージの変化

厚生労働省の統計によると、医師資格を持つ方は平成26年末までで311,205人。そのうち病院、または診療所の開設者・法人の代表者は77,408人です。つまり、医師資格を持っている方のうち約25%は「経営者」ということになります。
【平成26年(2014年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況】
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/14/index.html

しかし経営者であるドクターのみなさんも、全員が最初から経営者というわけではありません。ご自身の予想に反して勤務医から経営者に代わる方も多く、特殊な職業でもあります。
一般的にライフプランから収支のシミュレーションを行う際には、その方の職業に応じて収入などを予測します。しかしドクターの場合はどこでその状況が変化するかを予測するのはとても難しく、ほかの職業の方々に比べると、収支などの計画を立てる際にはその計画がライフプランの変化に対応できるのかどうかという点が、とても重視されることになります。

たとえば、開業して多額の返済をされているドクターから「お金が足りない」という相談を受けることがあります。そのドクターの収支を見てみると、勤務医時代に老後生活のために加入した生命保険が足かせになっているというケースをよく拝見します。
多額の借入の返済と保険料の負担のどちらを優先するか、借入の金利と生命保険の貯蓄性とを比較して、泣く泣く生命保険を解約される方もいらっしゃいます。もちろん、生命保険の解約金は繰り上げ返済の原資などになりますので、効果がないということではありませんが、当初に想定していた結果とはだいぶ異なる結果になってしまいます。

では、どのように収支計画を考えていけばよいのでしょうか。目標は、”老後も現役時代も資金破綻しない”ことだと思います。ドクターの収支計画を立てる場合には、一般の職種とは異なるドクター独自のポイントを視野に入れる必要があります。

ドクターならではの”必要な備え”とは

・ドクターの収支計画

ドクターの場合、前述したとおり大きな収入の変化が起きることがあります。また一般に比べると、お子さまが医師を目指す場合が多く、多額の教育費がかかることも想定されます。昨今では「子供が医師にならなくても」とおっしゃる方も増えましたが、お子さまが自分から目指すことも多分にあり、どうしても費用はかさみます。

私のお客様でも、娘さんが高校二年生の秋に突然「医学部を目指す」といって受験勉強を始めたり、大学で就職活動中に「やっぱり医学部に行きたい」と予備校に通い始めたりといった方もいらっしゃいます。当然ですが、そのような場合は計画していた資金を超える資金需要が発生しますので、十分な資金準備が必要となります。

・ドクターのリスクマネジメント(保険)

以上のように、どんなに計画を立てていても、外的、内的なさまざまな要因でドクターのライフプランニングは大きく変化します。

では、ライフプランが変化する最大の要因とは何でしょうか。あってはならないことですが、人生においてお亡くなりになられたり、長期療養が必要になったりということも考えられます。
このとき、ご家族や仕事がどのような状況にあるのかによって、必要になる備えは異なります。勤務医・開業医・医療法人経営者など、どのステージにおいても必要な生活費などの資金はもちろん、置かれている状況独特の必要資金(借入金返済、スタッフ退職金、診療所承継費用、相続税など)に対しての備えを考える必要があります。

 

ドクターのライフプランニングを行う場合、構成要素が多岐にわたる点、また一般の方に比べて構成要素が不確定で予測が難しいという点が大きな特徴です。
ライフプランから考える収支計画や金融商品の選択は、医師独特の状況に応じた変化の予測も重要ですが、さらに、その予測外の変化にも対応できる計画や選択が必要であるといえます。
次回以降のコラムでは、具体的な計画の立て方や、変化に耐える金融商品の購入方法などを解説していきます。

経験豊かなサポートスタッフが、先生方一人ひとりのニーズに合わせた医院開業サポートを行っております。個別相談を無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

MrSakuma_260x260株式会社リスクマネジメント・ラボラトリー 埼玉支店 支店長
佐久間 洋(さくま ひろし)

長野県松本市出身。東洋大学工学部卒業後、株式会社アール・エー・システムズ(現シスメックスRA株式会社)、ソニー生命保険株式会社を経て、平成17年より株式会社リスクマネジメント・ラボラトリーの事業拡大に参画。年間20以上のセミナーで講演を行い、内容は医師会・医師協同組合向け医業経営セミナー、大手損害保険会社社員研修など多岐にわたる。2017年度MDRT成績資格終身会員、日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員(AFP)。
※このコラムは、2017年5月現在の情報をもとに執筆しています。

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