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医院開業コラム

開業のタネ

熱血!医院集患塾

熱血!医院集患塾 第9回

ホームページで集患増患ができない理由[前編]

  • 集患・マーケティング

2016.04.21

こんにちは。集患マーケターの永井です。
このコラムでずっとお伝えしている通り、医療業界が患者さんを集めるのは簡単ではありません。それはご存知のように、医療法による広告規制が存在するため、クリニックでは他の飲食店やスーパーのような自由な広告宣伝活動ができないからです。

病院やクリニックに関する新聞の折込チラシを見ることはほとんどありませんよね?それは、CM、チラシ、不特定多数へのダイレクトメールなどの広告宣伝活動が規制の対象とされているからです。この事実を見ただけでも、医療機関は他の業種に比べ、はるかに顧客(=患者)を集めることが難しい業態だとわかります。

こういった厳しい規制の中でも、広告宣伝とみなされないものがあります。それが「ホームページ」です。そのため、医療業界では多くのコンサルタントやホームページ制作業者が必ずと言っていいほど「集患増患を実現するためには、ホームページが最重要ツールである」と提案してきます。

確かに、間違ってはいません。ホームページはとても大切です。ホームページを持っていないと患者さんとの接点の数が一つ減ってしまいます。数少ない広告規制範囲外(*)のツールを活用しなければ、クリニックの情報を患者さんに PR できる機会を失ってしまい、不利であることには間違いはありません。しかし、コンサルタントや業者さんのアドバイスには多くの間違いが存在することも事実なのです。
*ホームページは広告規制の範囲外ですが、厚労省では「医療機関ホームページガイドライン」という指針を策定しており、十分な配慮が必要です。

今回からはホームページによる集患増患対策について考えていきたいと思います。

クリニックのSEO対策に存在する「誤解」とは

私は現在、複数のクリニックの事務長をしていますが、そこには頻繁にホームページ業者から営業の電話がかかってきます。その内容のほとんどが「ホームページのSEO 対策をしませんか?」といったものです。ホームページ業者だけでなく、コンサルタントや会計事務所の担当者まで提案してきます。
この「SEO対策」という言葉は、今では誰でも知っている時代になりました。先生方も一度は耳にされたことはあるのではないでしょうか。では、SEO 対策で果たして本当に患者さんを増やすことができるのでしょうか?
もちろん、私もSEO 対策をしないよりはしたほうが良いと思っています。なぜならホームページをインターネット上に公開しても、患者さんに見てもらわなければ、意味がないからです。
SEO 対策を実施して、検索結果の1ページ目の上位に表示されるようになれば多くの患者さんに見てもらえる可能性が高まります。では、クリニックではどのような SEO 対策を行うべきでしょうか?

クリニックのSEO対策において、多くのコンサルタントや業者さんが提案してくる内容、そして、先生たちの頭に浮かぶのは「エリア」と「科目」というキーワードの組合せです。「◯◯市 内科」「△△区 整形外科」といった具合です。
ですが、このキーワードの組合せによるSEO対策が、それほど効果を発揮しないケースがあります。なぜなのか分かりますか?

(さらに…)

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執筆者紹介

永井 孝英

永井 孝英
(ながい たかひで)

株式会社キープ 代表取締役

集患マーケッター、開業支援コンサルタント、MBA(経営管理修士)。早稲田大学理工学部経営システム工学科を卒業後、大手家電メーカーへ入社。その後、医療機器メーカー、会計事務所のコンサルティング部門での勤務を経て現職。7つの医療機関で事務長を務め、過去の集患増患コンサルティングの施設数は600超(2015年11月現在)。
永井孝英氏のノウハウを集約した業界初の集患増患システム「ペイシーメール」はコチラ

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