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クリニックの内覧会で“必然的”に認知と好感を得るための「仕掛け」とは?

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2017年5月9日、東京都北区に内科・眼科・小児科・耳鼻科・整形外科の5科と調剤薬局が入居する「クリニックステーション東十条」(開発・運営:株式会社アイセイ薬局)がグランドオープンしました。開院に先立ち、大型連休最終日の5月7日には地域住民向けの内覧会を開催。医療モール内を巡るクイズラリー等の無料イベントを実施し、家族連れや高齢者など約800名を集客しました。今回は、新規開院する医療機関の認知獲得に欠かせない内覧イベントの設計と効果についてご紹介します。

認知獲得や新規集患に有利な場所にオープン

クリニックステーション東十条は、JR京浜東北線・東十条駅から徒歩7分のサミットストア王子桜田通り店2階にオープンしました。うえやま眼科様、東十条整形外科様、おうじキッズクリニック様、ごとう内科様、わたなべ耳鼻咽喉科様、そしてアイセイ薬局東十条店が入居しています。

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この医療モールは集客力の高い大型スーパーに併設され、住民の日常生活の動線上に位置するため、認知獲得に非常に有利といえます。また、商業施設の駐車場や駐輪場が利用できますので、患者様の利便性においても大きなメリットがあります。この2階フロアにはテナントの商業施設と医療モールのほか、認可保育園もあり、複合型施設としても注目されています。
周辺環境には全2,221戸を有するUR「王子五丁目団地」が隣接し、また同じ複合開発の一環として総戸数864戸で北区最大級となる分譲マンション「ザ・ガーデンズ東京王子」が建設中です。既存の住民だけでなく、近い将来急増する新たな住民のニーズもしっかりと受け止められる医療モールとして「クリニックステーション東十条」はその存在価値を高めてくれそうです。

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モール内に入るとまず目に入るのが、広々としたホールです。ホールを囲むように配置された各クリニックのエントランスを一度に見渡すことができ、訪れた人にオープンで親しみやすい雰囲気や快適さを印象付けます。ホールは共用の待合室やアート作品を展示するギャラリーとしても利用可能。ベビーカー置き場も完備しています。

じっくり、しっかり見学してもらえる動線作りの秘訣とは

内覧会は、午前9時から午後2時まで来場者が各クリニックを自由に見学し、医師やスタッフと気軽に交流しながら診療の案内や設備の説明を受けられる形式で実施されました。来場の動機付けや来場者の動線作りのために用意されたのが、クイズラリーなどの無料イベントです。内覧会の企画・集客を担当したアイセイ薬局健康サポート薬局企画推進部の鈴木直哉氏に各イベントの狙いについて伺いました。

(1) クイズラリー

目玉イベントのクイズラリーは、来場者がモール内を巡り12問のクイズを解きます。クイズの問題は「骨が最も強いのは何歳ごろ?」「耳の中で音を伝える耳小骨の数は?」など各院の診療科目に沿った内容で、答えは三択なので回答しやすく誰でも気軽に参加できます。

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さらに、医師やスタッフがヒントを提示することで来場者との交流も生まれます。来場者の中には、クイズをきっかけに医師と話して体の不安を相談したり、クリニックで実施する検査・治療について詳しく質問したりする方もいました。全問を解き終えた参加者には粗品がプレゼントされました。

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「クイズラリーは主にファミリー層の集客を狙って企画しました。来場者がすべてのクリニックと薬局を隈なく見学する自然な誘導を可能にし、医師やスタッフとコミュニケーションをとる良いきっかけになります。また、たとえ景品がなくても来場者に熱心に取り組んでいただけるのもクイズラリーのメリットです」(鈴木氏)

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(2) トレーディングカード

うえやま眼科とおうじキッズクリニックでは、院長の似顔絵を使ったトレーディングカードを製作。「医師」をもじった「医士」というキャラクターに仕立てて、親しみやすさを演出しています。裏面には診療時間や電話番号を記載し、実用性も備えています。両医院ではクイズラリーで訪れた参加者にトレーディングカードを配布しました。

[実際に使用されたトレーディングカード]

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「クリニックはどうしても固いイメージがあるので、子どもたちに親近感を持ってもらえることを意図しています。医師やスタッフから手渡しする際にコミュニケーションもとれます。また、開院後にホームページや各種印刷物でもご活用いただけます」(鈴木氏)

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(3) タイ古式ヨガ

タイ古式ヨガは、ホールの一角に椅子を並べて1回20分のレッスンを計4回実施しました。各回とも15〜20人程度が参加し、肩こりをテーマに体が固い人でも自宅で実践できる3つのポーズをタイ医学専門家が指導。参加者は、短時間でも肩や頭部の血流が促進されるヨガの効果を体感していました。

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「ヨガはシニア層の集客に効果的です。ポーズは合掌して真上に伸ばす、体をひねるといった簡単な動作ばかりで、椅子に座ったままできるため、誰でも参加しやすいのがポイントです」(鈴木氏)

(4) 健康チェック

ホール中央に血圧・血流測定器と骨健康度測定器を2台ずつ設置。指先や腕を乗せるだけで、血液循環の7段階評価や骨健康度の5段階評価をスピーディーに判定できます。

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「健康チェックもシニア層の集客を狙い導入しました。健康チェックは医療モール内覧会の定番イベントですが、開業する医院の数や診療科目に合わせてアレンジを加えることが重要です。今回は5科同時開業で医院の数が多く、クイズラリーで院内をじっくり見学してもらうことが一番の狙いだったので、健康チェックは1人1分以内で終わるシンプルな内容にしました。逆に医院の数が少ないときは、本格的な健康チェックを実施します」(鈴木氏)

内覧会の告知と集客状況

内覧会の主な告知方法は、ポスティングと新聞折込です。ポスティングは内覧会前日までに半径1.5km圏内の住宅に69,350部を配布、新聞折込は内覧会4日前に半径2km圏内の朝日・読売・日経の各販売店を対象に33,100部を配布しました。さらに、当日はサミットストア入り口や近隣の道路でティッシュ広告を配布し、買い物客らに来場を呼びかけました。

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これらの告知活動の結果、当日は開場前から約40人が列を作るなど午前中を中心に同モールに関心の高い地域住民の集客に成功し、1日で787名が来場する盛況ぶりでした。

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子ども連れの来場者に感想を伺ったところ「優しそうな先生が気に入り早速診察券を作った」「子どもが安心して過ごせそうな雰囲気がわかった」と、受診に意欲的な声を聞くことができました。また、中高年の来場者に伺うと「かかりつけ医の待ち時間が長い」「複数の診療科にかかっていて通院が大変」「紹介状がなくても気軽に受診できる医院が近くにあれば便利」といった悩みが明らかになり、新たな医療機関の開業に期待を寄せている様子でした。

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アイセイ薬局の医療モール開発の強み

最後に、アイセイ薬局クリニカル・ソリューション部の牟田口隆人氏に同社の医療モール開発の強みについて伺いました。

「クリニックステーション東十条の医療モール計画は、サミット様からお声掛けをいただき、医療モール開発事業者を選ぶ複数社のコンペに参加させていただきました。その中で弊社を選定いただけたのは、医療モールの開発・運営で全国約100施設を超える実績があり、医療機関の誘致力が認められたからだと思います」(牟田口氏)

同社の強みは、マーケットを徹底的に分析して確実に集患が見込める場所を絞り、最適な医院を誘致していることです。これは開業検討中の医師にとっては競合医院・診療圏など地域の状況に納得しながら安心して開業できるというメリットがあります。また、コンペでは医療モール内に広いホールを提案したことも評価されました。

「ホールは各クリニックのドクターに講師となっていただき、『からだゼミナ~ル』という健康セミナーなどを実施するスペースとしても活用を想定しています。日ごろの診療においてもそうですが、各クリニックの先生方と調剤薬局が連携をして、この医療モールが地域医療コミュニティの核になれればと考えております」(牟田口氏)

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今回の内覧会が医療モール開業のスタートダッシュに弾みをつけたように、集患は「どれだけ人の目に付くか」が重要です。同社はイベントを活用したマーケティング施策も得意とし、患者・医師・薬局の三方良しの医療モールを提案しています。

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