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労働環境から考える院長室とスタッフルームの重要性

今回は、クリニック内の院長室(ドクタールーム)とスタッフルームに関してのお話です。
ビルテナント内で開業する場合は、スペースが限られてきます。そのため、診療スペースを優先したレイアウトとなり、どうしても院長室やスタッフルームは隅に追いやられて狭いスペースになってしまいがちです。

労働環境から考えると、開業後のクリニックは患者さんであふれてバタバタしたり、緊張を強いられたりするため、昼休みの時間や休憩時にリラックス・リフレッシュできる環境が必要です。またビルテナントに共用の休憩施設がない場合には、ほかのオフィスワーカーたちよりも劣悪な環境になりかねません。
こういった点はスタッフの雇用や就労のモチベーションに繋がりますから、実はクリニックの設計で重要な要素といえます。

快適な環境を造るクリニックのデザインとは

では実際にデザインするとき、どこに重点を置くべきなのでしょうか。まずはスタッフルームから見ていきましょう。スタッフルームは、場合によって採光の確保ができないスペースに設置しなければならないこともあります。しかし、基本は狭くとも、リフレッシュという意味でも開口部に面した場所に配置することをおすすめします。もしテナントが採光のみで窓が開口しない場合でも、配置は同様です。

レイアウトの都合上、開口に面した場所に配置できないケースもありえますが、そのときは室内空調や壁面のデザインなどで、リラックスできる環境を計画しなければと考えます。これは案外難しい点ですが、スタッフは休憩室(スタッフルーム)で靴を脱ぎ、昼食後は横になれるスペースを望まれることが多いです。
その辺りを考慮すると、スタッフ数にもよりますが、一般的な内科クリニックではロッカーや着替えスペースとは別に最低でも5㎡~10㎡(1.5坪~3坪程度)は必要になります。私は設計の基準として、スタッフ数×1.5㎡~1.8㎡前後基準で計画しています。

次に院長室(ドクタールーム)ですが、これもスタッフルームと同様の意味で、開口部に面した配置が望ましいといえます。クリニックの商談・応接・事務室的機能を兼ね備える場合も多く、最低でも15㎡(4.5坪)前後の計画をします。日帰り手術室でオペを行うドクターですと、シャワー室を併設することもあり、この点を踏まえてスペースに余裕を持たせることも必要です。

上記のように考えていくと、基準となるクリニックのデザインが見えてきます。ではビルテナント内で開業する場合には、どこに着目すべきなのでしょうか。坪数や機能など、以下にポイントをまとめました。

ビルテナントでクリニックを開業するには

一般的なビルテナントの内科クリニックでも、院長室・スタッフルーム(スタッフ5名、ドクター1名)で24㎡(7.2坪)程度が必要となります。ですから、1診察、1処置室、レントゲン室、受付、待合、化粧室、WCなど90㎡前後(30坪)を加えて、最低でも132㎡程度(40坪)のスペースが必要になってくるといえます。

テナント選択時には、診療スペースよりも「雇用するスタッフ数」「院長室の機能として何を求めるか」が、実際の必要面積に関わってくる点が重要だと思います。
特に最近の開業を見ていると、看護師さんや受付の事務の職員の雇用に苦労されることが多く見受けられます。労働環境の福利厚生的な意味合いからも、今後のクリニックはスタッフルーム機能をより充実させることが必要になってきます。

【タカラスペースデザインによる案件のご紹介】

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[参考:院長室イメージ]

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[参考:院長室とスタッフルーム図面1]

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[参考:院長室とスタッフルーム図面2]

経験豊かなサポートスタッフが、先生方一人ひとりのニーズに合わせた医院開業サポートを行っております。個別相談を無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

小川プロフィール写真_修正後タカラスペースデザイン株式会社
小川 正弘(おがわ まさひろ)
新潟県長岡市出身、東京造形大学造形学部卒。タカラスペースデザイン株式会社 常務取締役、上海宝貝蒙空間設計工程有限公司 薫事、一級建築士・一級建築施工管理技士・インテリアプランナー。30年以上にわたり、理美容室・エステサロン・クリニックの内装・建築デザインに携わり、これまでに500施設以上の設計・施工管理経験を持つ。近年は中国における医療施設の設計業務に関わり、遼寧省瀋陽市「何氏眼科病院」の1,000㎡のリニューアル、設計デザイン他多数の中国案件を手掛ける。
タカラスペースデザイン株式会社のWebサイトはこちら
※このコラムは、2017年6月現在の情報をもとに執筆しています。

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